猫と狼と戦艦と香辛料

 次のゲームマーケット大阪で猫カード・ゲーム・デビューを目指しておりまして、年末にこんな本を注文しました。資料として。

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 軍艦に乗り組んだお猫様の本で、表紙は1949年の揚子江事件で負傷したサイモンさん。HMSアメジストに乗艦していました。今のところ猫でディッキンメダル(動物に与えられる勲章)を受章したのはこのサイモンさんだけです。

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 1951年にGirls' Nautical Training Corpsが戦艦〈ヴァンガード〉にやってきた時の写真で11匹のシャム!! 戦艦、猫、女の子と素晴らしい笑顔。駄目な男の子の人生に必要なものがだいたいこの写真に詰まっています。

 しかし、残念ながら猫艦カード・ゲームは間に合いそうにありません。というのもこの本を注文した時にAmazonさんにサジェストされた『狼と香辛料』のBDボックス、これがいけなかった。年末年始にシーズンIを一気見してしまってゲームをつくる時間を奪われてしまったのでした。恐るべしアマゾンのCRM。まだ見られていないシーズンIIという爆弾を抱えつつ、これから『このシミュ』その他、ゲームマーケット大阪に向けての作業に突入するのでありんす。



2018年1月6日の話題:



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# by yas_nakg | 2018-01-06 09:43 | ほぼ日 | Comments(0)

 昨年末、4Gamerさんのインタビューにて

あと中国では,ゲームの制作にあたって中国版Kickstarterを使うのが一般的になっています。事実上の受注生産システム,ないしプレオーダーとしてクラウドファンディングが機能するパターンですね。
 制作資金を集めてから作るという形で進めているので,ビジネスとしてのリスクは非常に小さいんですよ。もちろんまだまだ市場が小さいのでリターンも小さいですが,ローリスクローリターンというバランスにはなっています。

 と述べておりますが、ちょっと違うよ、とご指摘を受けました。以下、その要約であります。



 中国のクラウドファンディングは革新的な商品を発表する場であるキックスターターとは異なります。以前は同じ性格のクラウドファンディングがありましたが、現在はほぼ壊滅、生き残った一つがmodian.comです。

 あなた(中黒)はクラウドファンディングを利用するメリットとして出版社のリスクを減らすことであると述べていますが(弁解しますと、中国の別のパブリッシャーからそのような意見を聞いていての発言だったのです)、中国のクラウドファンディングにおける競争はそんなに甘いものではありません。優位性を持つ商品しか支援を受けられません。製品としての違いのないものでなければ消費者の支持を得られないのです。

 リスクを抑える目的でクラウドファンディングを利用する出版社は意識が低く、未完成の製品を販売しようとする傾向があり、消費者はそのことをよくわかっています。よってクラウドファンディングが彼ら「ニューカマー」の助けになることはありません。

 中国のビジネス・モデルは「より狭く、より深く」になっています。その意味でデジタル/アナログのゲームやコミックに特化したMODIANには鍛えられたユーザーが存在し、メーカーと良好な関係を築いています。メーカーにとってもMODIANは非常に良い広告チャネルになっているのです。



 これに関連するのが、



N村さんのこの疑問であります。私のクラウドファンディングに関する誤解に連なるのですが、中国のウォーゲーム・パブリッシャーが公式サイトを持っていない理由は、

  1. 誰も見ない
  2. 維持に時間とコストがかかる

ためだそうです。中国のインターネットのトレンドは破壊的創造を繰り返しており、B2Bビジネスにおいては公式サイトは意味を持ちますが、B2Cでは必要でなくなっています。掲示板もブログもなくなったように、カスタマー向けのメーカー・サイトもなくなっているそうです。ボードゲーム・パブリッシャーであれぱ、前述のMODIANタオバオQQのグループで宣伝するのが最も効果的であり、公式サイトは無用の長物なのです。

 ただ、中国以外の市場ではまず公式サイトを確認するという習慣があるので、中国のパブリッシャーの目が外に向く時は、時間とコストをかけてでも公式サイトを設置するかもしれません。あるいは既に行われているように、Facebookの活用がますます盛んになるのかも。



2018年1月5日の話題:



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# by yas_nakg | 2018-01-05 08:36 | ほぼ日 | Comments(0)

せんしゃせん!

 次のレキシモン★ゲームズに加えてもらおうと制作中の戦車戦カードゲームが、だいたい形になってきました。

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 裏があれなのは気にするな。テストプレイ用コンポーネントをつくってくれたK橋氏の趣味なのです。

 プレイヤーはドイツ軍とソ連軍に分かれ(2セット買っていただければドイツ軍同士、ソ連軍同士で戦ってもらうことも可)、編成ポイントを使って戦車と戦術、地形カードを買い、デッキをつくります。ゲーム開始時にはそこから任意の戦車3両までを場に出すことも可能。場には1軍3チーム(小隊)まで持つことができます。

 プレイヤーは自分の手番に(1)自分の1チームで敵の1チームを射撃する、(2)アクション・カードを使う(地形カードも含む)、(3)敵より多いチームを場に持っていれば敵陣に突入する、のいずれかを行えます。

 ゲームの目的は敵のデッキからカードをなくすこと。デッキはリソースも表しておりまして、自ら積極的にアクティベートすればデッキの減りも早くなりますが、戦況が思わしくない時には、それを打開するためにカードを回さなければなりません。ああ、泥縄の快感。

 敵のデッキを削るには(3)の敵陣に突入する、が必要なわけで、そのためには目の前の敵チームを(1)射撃で排除する必要があります。あるいは戦術カードを駆使するか、敵のチームがあまりに強力な時は地形カードで妨害するか(面倒な地形に誘導すると思ってください)。一部の戦車は長射程砲を搭載しており、目の前に敵チームがいなければ敵陣に飛び込まなくても敵のデッキを削ることができます。

 なお、戦車は射撃するか射撃を受けるまでカードは裏返しにしておきます。戦車かと思って撃ったら「待ち伏せ」「対戦車砲」カードで反撃を受けることもあるので、事前の偵察が大事になります。しかし偵察カードを用意するにも編成ポイントが必要なので、戦術を充実させるくらいなら戦車の数を増やしてウラーして敵情を探る、という頭の悪い戦い方も可能です。ウラー!!

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 戦車のカードはこんな感じ。左上が攻撃力と防御力、右下が編成コスト。右上が特殊能力を示すアイコン。重戦車は強いのですが、すぐに泥にはまったり、丘陵地帯に阻まれて動けなくなったりするので、コストに見合う働きをさせられるのか。

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 戦術カードとか。カードのデザインとかルールとか、まだブラッシュアップの必要がありますが、萬印堂さんの早割期限が迫ってきております。頑張って仕上げないと。

 諸兵科連合効果的なカードの代わりに個性豊かな少女戦車兵のカードを用意すれば(少女連合効果!!)、道を究めるタイプの戦車戦カードゲームにもなるはずですぞ。



2017年12月8日の話題:


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# by yas_nakg | 2017-12-08 08:48 | ほぼ日 | Comments(0)


 「ウチも!!」と言いたいところだったのですが、目つきの悪い妙齢の女性が箱の中からにらんできましてね。

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 おかしい。インボイスには「補給線ボードゲーム」って書いてあるのに。

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 ドン!!!!!! 『サッチャーの戦争』、ホワイト・ドッグ・ゲームズ製フォークランド紛争のソリテア・ゲームです。

 タイミング的に「補給線ボードゲーム」で間違いないと思ったのですが、発送元が見慣れない会社。そういえばHollandspielに直接オーダーして、PayPalで支払いしたのに受注した、入金確認した、発送したといったメールを受信した覚えがありません。巳年生まれの相方には「注文したの忘れてたんちゃうん? ボケたか」と言われる始末。ボケたとしたら、本能的にこのアイテムは避けると思うんですよね。白犬さんならこれをポチると思う。

 発送元の会社のサイトから問い合わせてみたところ、ディストリビューターであるBluePantherさんの誤配だったことが判明。早速、対処してくれることになりました。年末の休みは『アメリカ人の物語』を読みつつ、蛇を切り刻みたいと思います。



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# by yas_nakg | 2017-12-08 07:43 | ほぼ日 | Comments(0)

 どことは申しませんが、1カ月以上前に注文した商品が届かないので問い合わせたところ、「シッパーに問い合わせる」と返事が来て、それから1週間経っても音沙汰がないので再度問い合わせたら、「今出ました」。一部を除けば小さな出版社ばかりなので仕方ないですね。

 仕方ないで済まないのが海賊版問題でして、フリーで公開しているはがきゲームが時々やられます。クレジットも差し替えられて。

 ゲームをフリーで公開している意図は、ウォーゲーム未経験の人の目に留まり、興味を持ってもらい、できればプレイしてもらい、面白いと感じてくれるならこっちの沼に頭から飛び込んでほしいなあという下心です。そのため、フリーなんだから海賊版出されても目的に適っているからいいでしょ、と思われそうですがもちろんそんなことはありません。何しろ、ちゃんと問い合わせをしてきて、ルールを守ってライセンスしているパブリッシャーが迷惑します。実際、母国で上述した目的のためにはがきゲームを配布しようと、きちんとライセンスを打診してきたパブリッシャーもいらっしゃるのです。

 最初に『池田屋騒動』がやられ、その騒動が沈静化したかと思えば、『夜襲!島田戦車隊』が夜襲を受けたという次第です。

 はがきゲームはフリーで公開しているのは事実なので、自国版をフリーで配布したいというのであれば、その国の言葉で翻訳したルールをこちらに送ってくれれば、こちらのサーバーにアップするのでそこからダウンロードしてもらえるよう配慮はいたします。などということを、違法アップロードしてしまっている人に伝えてもらっております。



2017年12月7日の話題:



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# by yas_nakg | 2017-12-07 09:15 | ほぼ日 | Comments(0)