当時はそんなもんだと気にせずプレイしていましたが、やっぱり引っかかりますよね。

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女性は化粧せにゃならんという風潮。男性が化粧してはあかんのか、とか、化粧をしないで済ませるのに精神力チェックがいるなんて、とか。今だと「性別関係なく精神力チェック、その代わりぞろ目が出たら成否に関係なく変身できる」とかになるのでしょうか。復刻版なら時代性も残すことになるので関係ありませんが。「カーンの聖母」はその人(?)の嗜好だから問題なし。

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 この人も個人の嗜好だから問題なしですね。肉食系女子のような勝利条件(!?)。



2018年9月11日の話題:
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# by yas_nakg | 2018-09-11 08:24 | 国産ゲーム【た行】 | Comments(1)

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『Arctic Disaster』(LPS)であります。パッケージもタイトルも陰々滅々ですが、それがいいと言う人もいるでしょう。PQ-17船団の壊滅をテーマにした作戦級海戦ゲームです。同テーマのカードゲームをつくった身としては興味津々であります。

1ターンは8時間というタイム・スケールで夜間はなし(白夜だからね)。ドイツ空軍はパイロットの疲労を考えなければ24時間出動可能です。エンジンとしてはチット・ドリブンになりまして、艦隊ごと、または航空隊ごとアクティベートして移動、索敵、水上戦闘、航空作戦などを行います。ということは、チットが引かれる順番が非常に重要になってくるわけです。例えば、先にPQ-17船団が移動したらその動きを見てドイツ軍が水上部隊をぶつけられたのにそれができなかったり、うっかりイギリス本国艦隊に捕捉されたり。もっとも水上部隊のリアクションや潜水艦の哨戒線があるので、チット引きが悪くて取り逃がすということはないみたい。

Decision Gamesが以前に出していたドイツ海軍の北極船団攻撃をテーマにしたゲームも、チット・ドリブンにしておけばもっとすっきりした内容になったのではないかと感じた次第。

海空戦は戦術ディスプレイで解決。爆撃機で空母を攻撃すると装甲甲板のために不利な修整がついたり、輸送船団攻撃時は外周の護衛艦を突破して輸送船に肉薄したりとなかなか戦術色が濃くなっています。魚雷は当たればダメージ2倍なので、He-111はイギリス軍にとって厄介な存在になるでしょう。水上戦闘も専用のディスプレイを用いて解決します。

チットには部隊をアクティベーションするものと、ランダム・イベントがあります。イベントには天候の変化や戦術的優位といったマイルドなものから、一定の条件下で追加される、例えばティルピッツの出撃やら、ヒトラーの態度変化(ティルピッツ帰ってこんかい)、船団を散開させてしまうといった特別イベントまであります。前述のカードゲームもそうなのですが、PQ-17船団モノにおける重要なファクターとして、船団のまま水上戦闘に巻き込まれると大惨事、散開すると航空機と潜水艦の餌食になるという「究極の決断」があります。このゲームではその「一定の条件」によってプールに船団散開チットを追加させることで、必然として散開が発生するようになっています。

ちなみに、史実の戦果だとゲームの勝利条件上は引き分けになってしまいます。さすがにこれには「どこまで勝てばいいのか」とマツダスタジアムに乱入したくなりますが、水上戦やって船団を全滅させるくらいでないと海軍の解隊は避けられないってことなんでしょうねぇ。こればっかりはやってみないと何とも言えません。

この海戦システム、『Imperial Sunset』(LPS)にも用いられていたということでたいへん興味を持ったのですが、既に売り切れとのことで残念。10年前のゲームだし、そりゃあまあ。

海戦ゲームと言えば、テストプレイを重ねていたミッドウェイ海戦が無事、形になりそうです。めでたいめでたい。



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# by yas_nakg | 2018-09-10 18:31 | 海外ゲーム【A】 | Comments(0)

ポーランド遠征

台風21号、並びに北海道胆振東部地震で被災された皆様へのお見舞いを申し上げます。

台風21号に関してはポーランドからの帰国直前に「大阪が危ない」とメールをもらいまして、自宅もカーポートの屋根が破損、バイクも転倒するなどの被害が出ました。そして関空の閉鎖。乗り継ぎのヘルシンキ空港で関空行きが決行になったと伝えられ、成田経由で帰国することになった次第です。

さて、今年6月くらいに「ポーランドで毎年恒例のウォーゲーム・ミーティングがあるけど来いひんか?」とマジェクさんからお誘いのメールをいただきまして、ちょっと行ってきました。一生縁のない土地だと思っていたんですけどね、ポーランド。こんな形で行くことになるとは。

9月だし、そろそろ寒いのではないかと思いましたが昼間は普通に30度超え。朝晩はさすがに冷えますが、最近は地球温暖化の影響で雪も降らなくなっているとのこと。『Next War: Poland』の天候ルールにもその辺の事情を反映してもらったとマジェクさんが言っていました。


もれなくウォーゲーム、酒、カヤックが楽しめます、と聞かされていましたがその通りでした。和泉で酒飲みゲームの耐性がついている自分もドン引きするくらいの飲みっぷり。自家製ワイン(米とハイビスカス)が持ち込まれてからはヒートアップ。締めはウォッカ。アルコールが回ってからは『シークレット・ヒトラー』を繰り返しプレイ。時差ぼけもあって早々に退散しましたが、明け方まで連戦していた模様です。

ミーティングの場所はアグリツーリズムでも有名なブランシュチク。ワルシャワ中心部から車で1時間弱。総勢27名の猛者がポーランド全土から集まってウォーゲームを楽しみました。詳しい話は『BANZAIまがじん』にでもまとめたいと思いますので、ここでは手短に。


ブーク川は意外に浅く、穏やかな川でした。戦車で渡れそうです。マジェク氏曰く、ポーランドは水運があまり発達しなかったのでワイルド・リバーがたくさん残されているんだ、とのこと。

皆さん英語が達者でしたが、ウォーゲーマーだからというわけではなく(マジェク氏は「英語は授業じゃなくてゲームから学んだ」と言っていましたが)、親世代がロシア語を話せるのと同じで、いろんな事情で若い世代は英語を話せるようになっているとのこと。文法が近いので習得が比較的楽だとも言っていました。ウォーゲームのルールをポーランド人相手に説明する時も、英語のほうが手っ取り早いことがあるくらいだそうで。


非常に後悔したのは、対戦を希望されていたのに『太平洋戦史』の準備を怠ってポーランドへ行ったこと。直前まで忙しかったんですよね……。やっているうちに思い出すだろうと思っていたら、肝心のルールすら思い出せなくて草。『大東亜共栄圏』と混同する始末です。何というか、申し訳ありませんでした。

あと、GMTのゲームがグローバル・スタンダードになっていますので、1つくらい得意なタイトルを持っていると海外でゲームをる時に困らないと痛感しました。日本人なら『Sekigahara』とか身につけておいたほうがいいのでしょうか。



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# by yas_nakg | 2018-09-07 09:32 | ほぼ日 | Comments(0)

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 カタログ原稿入稿しましたよ。まだ余裕があるのでアップデートするかもしれませんが。『300: ギリシア・ペルシア戦争』は木製駒の調達が若干怪しいですが当確。『Mini-WWII』はデザイナーのWeyne氏がエッセン参加で大忙しの模様でまだ詳細が詰まっておりませんが、こちらも当確。あとは『TOGO』ですが、英語コンポーネントが完成したので日本語化してチェックして……間に合わせたいところであります。

 『300』は半世紀に及ぶギリシア・ペルシア戦争のキャンペーン。いろいろ見せ場のある内容になったかと思いますが、軍事的な課題としては、陸軍国(ペルシア)対海軍国(ギリシア)の非対称戦争ということになりまして、自軍の有利を理解した上で大胆な戦略を立てる、という課題が提示できたのではないかと思います。

 一方、来年のゲームマーケット大阪に向けて開発中の『ミッドウェイ海戦(仮)』は難航中です。システムは動く……のは、動くようにつくったのだから当たり前ですが、そのシステムとプレイヤーにやってもらいたいこと、悩んでもらいたいこととがうまく連動しておりません。「結局、敵空母を見つけたら全力でそれを叩きにいくのが一番効率が良いよね」ということになり、それはもうその通りなのです。悩まない。かと言って日本軍の行動を縛って奇襲が起きやすい状況を作為的につくり出すのもどうか。前者は空母数4:3で日本軍が、後者は先制攻撃できることで米軍がそれぞれ必ず有利となり、ゲーム・バランスが取れていないことになります。

 このゲームのテーマは索敵や戦術戦闘のテクニックを競うことではなく、艦隊機動と航空運用なので、そこでプレイヤーに重い決断を下してもらわないと面白くなりません。エントリー向けのゲームにしたいので、子供だまし(参考)にならないようにテストを重ねております……。『ミッドウェイ海戦(仮)』の話題をしなくなったな、と思ったらいろいろ察してください。

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 もう夏は終わるっていうのに夏号ですみません、の『BANZAIまがじん』第4号が9月2週目くらいから配布予定です。配布はショップ優先で残ったらゲームマーケット2018秋に。でも、その頃には秋号を出さなあかんのか。

 あえて表紙には文言を入れておりませんが、タイ・ボンバ先生の特集であります。見りゃわかるか。鹿内氏の『アイゼンハワーズ・ウォー』のレビューが、本作の美点について余すことなく言及されていて秀逸です。鹿内氏によると、そしてその言に同意せざるを得ないのですが、体感的にタイ・ボンバ先生のゲーム8-9作に1作は「おっ」と思わせる作品があるとのこと。石原捕手の打率より低いくらいですが、バティスタ選手のホームラン率の2倍と聞くと黙っていられません。EWはもちろんその「おっ」という作品ですが、それ以外もタイ・ボンバ作品は課題が明確であり、その課題を表現しようという工夫が見て取れ(必ずしもうまくいくとは限りませんが)やっていて楽しい、憎めないのが特徴であります。本誌を通じてその魅力を皆さんと共有できればと思います。

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 裏表紙に収録されるだいたいハガキサイズのゲームは『弓張嶺夜襲作戦』。「お前、『戦闘戦史』読んだやろ」と言われそうですが、その通りです。イタコ・ゲーム・デザイナーを気取って「タイ・ボンバならこうデザインするのではないか?」と妄想しながらつくってみました、というのは半分本当で、「夜明け後の戦闘継続を見越した夜襲における決断」のみに焦点を当てたゲーム・システムに挑戦してみました。勝利の鍵は胆力やなくて火力やで、という内容でして、楽しんでいただければ幸いです。

 ソフィアゲーム通信の無料ウォーゲームリンク集にもリンクを張ってもらったことですし、早めにDLできるようにしたいと思います。



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# by yas_nakg | 2018-08-29 08:43 | Comments(2)

300とミッドウェイ海戦

 夏季休暇前はどうしても忙しくなりますね。初盆なのでこの夏は松山へ行きまして、そこからフェリーで大分に渡って、コマンドマガジン発祥の地・宮崎県都城市へ向かう予定です。その後、もしかするといろいろ話題の「秘密基地」へ行くかもしれません。クマリンって何ぞ?

(1)ゲームマーケット秋の件
 今回は「ボンサイ・ゲームズ」としてブースを出します。試遊卓もあるよ。台湾・戰棋の『Mini WWII』を販売予定です。

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 日本、ドイツ・イタリア、アメリカ・イギリス・フランス、ソ連の4人まででプレイできる第二次世界大戦キャンペーン・ゲーム。これにカードが加わりまして、グランド・ストラテジーを楽しめる作品となっています。西新宿鮫さんのブログでも取り上げられています。


 それから拙作の『300: ギリシア・ペルシア戦争』。テストプレイの結果も良好で、こちらも間に合う予定です。

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 50年間に及ぶペルシア戦争を戦略的に扱っています。軍事的にも政治的にも非対称なアテナイ・スパルタ連合とペルシアなので、その特性をどう生かすか(その前にどう見つけるか)が重要です。それがわかれば……

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え? 今からでも入れる保険があるんですか? てめえで見つけるんだよ! という展開を楽しめるかと思います。古代戦に興味がない方、純粋にストラテジー・ゲームを楽しみたい方にも向いていると思います。ただしゲーム・バランスはややギリシア軍に有利でして、それは戦争の結果がそうだったからと言うよりは、ある理由のため(ともったいぶって書いていますが、すぐにわかります)戦略的自由度がペルシア軍よりも高いから。

 それから『TOGO』。以前1艦ずつカードにするなどとのたまっておりましたが、著者校が進むごとに艦船のデータが増えていきまして、実現不可能となりました。旅順のロシア戦艦も時期によって2種類用意したりというこだわりようなのです。
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※校正中につきデータは変更されることがあります。

 こちらもゲームマーケット秋に間に合えばいいですねぇ。

(2)ミッドウェイ海戦の件
 『300』と違って、こちらはテストプレイの結果が芳しくなくてリテイク中であります。航空隊運用のメカニズムが煩雑なのですっきりさせる必要があるのと、海戦の特性に起因する問題。日本軍プレイヤーは米空母の存在を知っているので、フリー・ハンドなら最初から全力で米空母との決戦を挑むことになる。両手を縛れば米軍が南雲艦隊を先制攻撃するチャンスは史実通りに大きくなるわけですが、「米空母来寇に備えて搭載機の半数は対艦装備で待機する」という命令が守られていれば少なくとも片手は自由。不通に戦えてしまいます。これも縛る(強制的なミッドウェイ島二次攻撃)、あるいは命令を無視するかどうかの判定を行ったりすると、プレイヤーが傍観者になってしまわないかと危惧してしまいます。

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 そうすると作戦立案段階から検討させたほうがいいんじゃないかということになり、状況をつくるところから扱ったほうがシミュレーションとして興味深いのではないか? などとブレーンストーミングをさせていただきました。その中で出たアイディア、「飛龍が1隻残った後からのソリティア・ゲームにするのが一番ですよ」というはねはね氏の意見に膝を打ちました。殴り合いをさせるなら、そこから始めたほうが面倒がないですね。

 けれど、自分がこの道に進んだきっかけになったのは『ミッドウェイ』(AH)なので、バブみが感じられるミッドウェイ海戦のゲームに仕上げていきたいと考えています。


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# by yas_nakg | 2018-08-09 08:48 | Comments(2)