タイトルに「級」をつけるの、日本ウォーゲーム界の謎慣習ですよね。

起源は間違いなくホビージャパン社のカタログ。ゲーム・スケールをやんわり伝えるためのもので、ルールブックの1.0に「これはStrategic Levelのゲームだ」と書かれているあれですよね。levelを「級」としたことで面白いことになったんじゃないかと思います。「レベル」のままだとこうはならない。以下は多分こういうことなんじゃないか劇場。

軍艦の「級」と「型」があるじゃないですか(まとめサイトのネタはこちら)。「型」だとそのものズバリですが、「級」だと物語性がある。弩級戦艦、超弩級戦艦、フレッチャー級駆逐艦……「級」の漢字の成り立ちは、

会意兼形声文字です(糸+及)。「より糸の象形」と「人の象形と
手の象形」(人に手が触れて「追いつく」の意味)から、前の糸に
続いて、次の糸が追いつくを意味し、転じて(派生して・新しい意味が
分かれ出て)、「順序・くらい」を意味する「級」という漢字が成り立ちました。

なのだそうで、物語が生まれるのは必然。

もしホビージャパンがゲームスケールの可算名詞を「レベル」にしていたら、日本のウォーゲーム・タイトルに「○○級」はつかなかったかもしれませんし、そこに思い入れがわかなかったかもしれません。そう考えると物語性を伴う「級」は、やっぱりポエムじゃないですか、たかさわさん!!

宣伝: 次の『このシミュ』の読者は5歳児に叱られるかもしれません。



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# by yas_nakg | 2019-01-25 11:54 | Comments(0)

「先行者」が旬な頃はいざ知らず、2010年代の「中華クオリティ」はむしろ尊称。これもんですわと以前書いた通りです。

最右翼はWDGで、いろいろしっかりしているのでここならライセンスも任せて安心。『ぱんつぁー・ふぉー!』の中国語正規版もこちらから発売されました。また米中貿易戦争などどこ吹く風で、いろんな作品が復刻される予定だとか。そこに時々日本も絡んでいきますので、皆様よろしくお願いいたします。

で、中国の新興メーカーAURORA GAME STUDIOから『日本機動部隊』の中国語版がリリースされました。

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コンポーネントはJWC準拠だったのでどうということはありませんが、ちょっとパッケージが気になりましてですね。後付けされたような〈大和〉は言うに及ばず、海面の作り物感とか、艦首旗竿の太さと塗装の剥げ、あと整備員のペラい感じが気になります。

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1/350スケールくらいの模型(つーことはハセ)がベースでしょうか。ちなみに『北海道戦争』の表紙には5.5インチ両用砲を搭載した1/700スケールのキットが使われています。



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# by yas_nakg | 2019-01-25 08:52 | ほぼ日 | Comments(0)

覆面ゲームレビュー

先日、映画のついでに八尾の丸善書店に寄ったら「オビワングランプリ」なる企画をやっておりまして、正式な表記は不明ですが、2016年の「帯=ONEグランプリ」はどうやらマンガが対象なので、これとは異なります。

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帯だけで判断して本を買え、という企画です。「ネットじゃできない」にリアル書店存亡をかけた言葉の重みを感じて、家内と2人で1冊ずつ買いました。左はワイが選んだもの。

「目利きが試される」とは言うものの、帯からいろいろ情報が得られるので、2016年の「文庫X」ほどブラインドされているわけではありません。X社のXジャンルは地雷だから手を出さない、とかある程度の判断はつきます。

先日のポエムの話じゃありませんが、面白い惹句が足りない昨今、ウォーゲームでオビワングランプリはできないよなあ……と思いついたのが覆面ゲームレビュー。ゲーム・レビューなんですが、ゲームのタイトルも、デザイナーも、出版社も伏せる。コンポーネントの写真も載せない。XXシステムだからXXだ、なんて紋切り型の表現も禁止。XX作品に外れなし、も駄目。他の作品を引き合いに出しての解説もNG。もちろん何のゲームかわからないといけないので、テーマについては触れなければなりません。そのテーマを描くためにゲームでどのような工夫がなされ、実際にプレイしたレビュワーはどう感じたのかを自分の言葉で表現する。そのレビュワーも覆面……というのもこの狭い業界、XXさんならXXのゲームは手放しで褒めるよな、などの予断が入ってしまうためです。書くほうは大変だと思いますが、こんなレビューに触発されたらゲーム買っちゃいますよ、やっちゃいますよ? もちろんなんのゲームかわからないと困るので、記事の終わりにQRコードでもつけて正体を明かすわけです。

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ちなみに買った2冊の正体はこちら。普通に書店で見かけてもスルーだったので、丸善書店にしてやられた感。読むのが楽しみです。



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# by yas_nakg | 2019-01-23 09:50 | ほぼ日 | Comments(0)

ウォーゲーム角マル派

『このシミュゲがすごい!2019年版』、レビューもすごいのですが付録ゲームもフルサイズ(A1判マップ&駒シート1枚)になってすごいことになっております。

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今回は角(かど)マル、15 mm角のカウンターです。すっかり同人ウォーゲーム印刷のスタンダードになった盤上遊戯製作所さんに印刷をお願いします。

角マルのカウンター、見た目がよろしいのと扱いやすい、ヘクス内に収まりやすいと良いことづくめですが、コストが高いのと1シートから取れるカウンター数が制限されるのが難点です。A4判台紙で13 x 9個。そんなわけで、商業誌の付録で角マルのカウンターがつくことはまずないと思います。

ちなみに付録ゲームですが、これも『このシミュ』初となる海外ゲームのライセンス。上の画像がユニットになります。日本でプレイした人はいないんじゃないかと思います。多分。



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# by yas_nakg | 2019-01-11 08:35 | ほぼ日 | Comments(0)

ウォーゲーム・ポエム

こちら、今日のおま言うスレになります。

ポエムというか惹句。コピー。少し前にマンションポエムが話題になりましたよね。何年か前の『このシミュ』で、ウォーゲームの広告につけられている惹句に関するコラムを書いた人がいましたが、あれのことです。

自分的に歴代ナンバーワンはエポック社『バルジ大作戦』の広告につけられた惹句でして、「第1ターンにサン・ヴィット占領!?」とかいうやつ。初期の『タクテクス』表2広告だったような気がしますが、現物が手元にないので何とも。もちろん普通にプレイすればそんな事態には発生しないのですが、もしかして? と思わせて、いっちょ試してやろうという衝動につなげているのがうまいですよね。そんなことは起こらないけれど、このゲームの新奇性をもってすれば、そしてそれを理解したプレイヤーならできるかもしれない、と、当時の中高生をくすぐる惹句でした。そりゃ買いましたよ、『バルジ大作戦』。品薄でなかなか入手できませんでしたが。

それ以降の同社の広告で使われた惹句は記憶になく、途中から「ATTACK!」(指ずばー)に。他社の広告にもぐっとくるものがありましたが、『バルジ大作戦』ほど印象に残っているものはありません(*)。最近の傾向については前述のコラムに詳しいのですが、「復刻」「完全版」「××賞受賞」といった事務的な語句が多くてポエミーじゃない。ポエムが足りない!!

そんなわけで、次号の『BANZAIまがじん』では、写真プラス惹句でどれだけ人をそそらせることができるのか、ウォーゲーム・ポエムを特集したいと思います。投稿もウエルカム。

* ホビージャパン社製作のAvalon Hill / SPIカタログに掲載された各ゲームの紹介が、ものすごい扇情的で好きでした。煽る煽る。



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# by yas_nakg | 2019-01-10 08:19 | ほぼ日 | Comments(2)