先週末からばたばたとa-gameに新作が入荷した模様で、そのうちオーダーフォームにあがると思いますが。

まずは『リバティ・ローズ(LR)』のエキスパンション『ラウンドハンマー1943』。主戦場はあくまで44年のヨーロッパ戦線ですが、43年に上陸するもよし、イタリア方面で圧力をかけるもよしです。イタリア戦線は両軍が派遣した師団を専用のマトリクスに配置、結果を適用するというものです。またドイツ軍は東部戦線から装甲師団を引き抜くというオプションもあります。

史実通り1944年6月にノルマンディに上陸するのであれば、『ラウンドハンマー1943』が扱うのはその準備期間ということになり、個人的には嫌いじゃなかったですが、対戦相手に「上陸戦闘より準備のためにサイコロ振っている時が一番面白かった」と言われたのを最後にプレイする機会を失ったアド・テクノス『ノルマンディ上陸作戦』を思い出すような思い出さないような。いや、あれは上陸地点が固定されていたために上陸戦闘の興が殺がれたのですが、LRは戦略レベルで様々な判断が下せるので、1943年からあれこれ仕込めるのは健全な拡張と言えるでしょう。

まあ、LRはプレイしたことがないので何を言っても説得力がありませんが。

S&T『ライヒスヴェーア&フライコール』は、ロシアとの戦争にポーランドが敗れ(ユゼフ・ピウスツキがスパ会議の結果を受け入れず大ポーランドの復活に拘泥した揚げ句にワルシャワを占領されてしまうのです)、その勢いのままベルリンを目指すという仮想戦。赤軍は移動フェイズ、戦闘フェイズを順番に行いますが、その途中に(ユニット/スタックの移動が完了したタイミングや一つの戦闘を解決したタイミングで)ドイツ軍プレイヤーは割り込みを宣言、鉄道移動、通常移動、戦闘のいずれかのフェイズを行うという特殊なシークエンスとなっています。加えて、赤軍は正面軍単位でランダムに移動、戦闘を行い、しかも所属軍が異なると一時的なスタックも禁止されるという厳しさ。数は少ないものの第一次大戦の生え抜き揃いで柔軟なドイツ軍vs数は多いけれど硬直した指揮統制の赤軍という、対照的な軍隊の戦いになります。

補給は支配下都市/町のネットワークで判定し、8ヘクス以内の自軍支配下都市/町でネットワークをつくっていきますが、支配下の都市/町を1ターンに一つしか補給ネットワークに組み込めないのがミソ。計画的に補給ネットワークを延ばしていかないと主戦場の推移についていけないことになるわけですが、マップがもともと広くないのでどの程度、影響を受けるのか、これも実際にやってみないとわかりませんね。その他、ヘクス内のドイツ軍ユニットの戦闘力を2倍にする連合国兵站支援マーカーなんてのもあります。

『ラウンドハンマー1943』はアレとして、『ライヒス……』は対戦者募集中です。近々やってみよう。
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# by yas_nakg | 2012-02-01 14:55 | Comments(0)

新年会までまだ時間もありますし、『ザ・ラインラント・ウォー』でもやりますか、とゴリ子さんと対戦。『箱館戦争』を忘れたのが悔やまれます(なお、『箱館戦争』を今度プレイする時は、お土産で買った「土方ワイン」が漏れなくついてきます)。
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気持ちよく大阪を後にしてもらおうと思い、ゴリ子さんにドイツ軍をお任せ。

ラインラント〜アルザス=ロレーヌを占領してマジノ線を突破したドイツ軍ですが、フランス軍の反撃を受けて虎の子の装甲軍団が壊滅(いずれ補充されるんですが)。イタリアとポーランドが連合国で参戦、ギリシアが枢軸国に立つとチェコも対独宣戦布告。まさに欧州情勢は複雑怪奇となったところで、良い感じで酔いも回ってきてお開きとなりました。何かもう、いろいろすみません。
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# by yas_nakg | 2012-01-24 18:58 | Comments(0)

『信長軍記』と百楽門

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バトル・オブ・レパント』対戦後、豚山ゴリ子さんと『信長軍記』を対戦しました。事前の話で、豚山さんは日本で一番この作品を研究しているだろうことは明らかだったので、酔わせてゲーム・バランスを取ろうという姑息な手段に出ました。
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酒は葛城酒造、菩提もと仕込みの「百楽門」。

日本清酒の起源は、500年ほど前に開発された「菩提もと」と呼ばれる
酒母にあるとされています。
つくられたのは、奈良市東部山間にある正暦寺(しょうりゃくじ)。
それまでは、酒といえば、「どぶろく」。
「菩提もと」によって初めて澄み酒の誕生となりました。
「天下一の酒」として人気沸騰、
信長や秀吉、家康らにも愛飲されたと言います。
──かぎろひの大和路様より

女の子を酔わせてゲームに勝とうとか、姑息なことこの上ありませんでしたが、あっさり敗退。また、『信長軍記』に貴重な助言もいただきましたので、ブースさんとも相談の上、一部ルール改訂させていただきたいと思います。

で、こてんぱんに負けてしまったので百楽門をやけ酒。酸味が強く、やや癖がある感じ。肉系のつまみが合うと聞いていたのでパストラミやサラミを肴にしましたが、どうなんでしょうか。魚と合わせてみたい気もします。

ゴリ子さんはいろいろなことに造詣が深い方で、ゲームの在り方やものづくりに対する姿勢を学びつつ、映画『風雲児 織田信長』を紹介していただいたりして、『信長軍記』同様、桶狭間で終わるこの作品、観てみたいものです。
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# by yas_nakg | 2012-01-24 18:47 | Comments(0)

同じく和泉歴史研究会にて。

前回の例会で何やら『ウェイブ・オブ・テラー』が盛り上がったようでこの日も再戦されていました。和歌山勢3人が受け持つドイツ軍を、さばげ隊長1人が連合軍で迎え撃つ!
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ドイツ軍側は初期のムーブをじっくり研究されており、最大効率で連合軍戦線の薄いポイントを攻撃。対するさばげ氏は一人で全戦線を管理しなければならず、守りが疎かになってしまう箇所もあったようで(元々純粋な防戦を得意とされていませんし! 「攻めて守る」が身上)、そこをさらに試合巧者のドイツ軍に攻められて状況を悪くするという悪循環に。
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第1ターン第2カプレットにサン・ヴィットを占領されて苦しい展開となっていました。

この作品、やはり2人対2人くらいで腰を落ち着けて対戦するのが良いようです。
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# by yas_nakg | 2012-01-24 08:30 | Comments(0)

和泉歴史ゲーム研究会にて『バトル・オブ・レパント』(S&T)を対戦。AMIさんがキリスト教国側を、自分と豚山ゴリ子さんがオスマン帝国側を受け持ちました。
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両軍対峙の図。12時から17時まで、1ターン10分のスケールで再現されます。1駒=2隻で両軍合わせて250個以上=500隻以上のガレー船、ガレアス船、ガリオット船が激突します。

システムは実に簡単。移動と戦闘、それにタッキングと呼ばれる回頭を交互に繰り返すことで1ターンが完了します。漕ぐなら1ヘクス前進、頑張ればもう1ヘクス前進できますが、2ターン連続での強行移動は不可。追い風を受けていれば+2ヘクスまで前進、真正面からの向かい風は+0(オスマン帝国側は+1)、斜め前からの向かい風なら+1ヘクス前進できます。移動中の回頭は60度までで実質1移動力消費。

戦闘は砲撃、小銃射撃/斬り込み、ラム攻撃(オスマン帝国側限定)。順にファイア・パワー、オッズ、成否判定で解決し、砲撃を除けば攻撃失敗のリスクがつきます。

ゲーム開始時はオスマン帝国にとって向かい風だったのが、会敵直前で追い風に! 勢いを増したイスラムのガレー船が、ラム攻撃で次々とキリスト教国の船を沈めて主導権を握る、という展開となりました。風向きがどう変わっても展開を有利にできるよう、敵の背後に回り込むのが有効な戦術となるでしょうか……言うは易しですが。
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勇戦するバルバリーゴ(塩野七生『レパントの海戦』主役)艦隊の図。しかしこの後、不運に見舞われカトリック連合艦隊左翼は崩壊。

戦闘が始まると、お互い1ターンに10隻、20隻と沈め合う大激戦。ステップ・ロスなし、当たればボカ沈という潔さ! そして勝利条件は生き残った船が多いほうが勝ちというガチンコ・バトル! 野趣に富んだ作品です。

※AMIさんご指摘の通り、ヘクス径が少し小さく、密集すると駒が扱いづらくなります。やはりデシジョン・ゲームズの駒は、指でパンチングした後、四隅をニッパーで切るのがちょうど良い感じがします。「犬耳」対策には、ヘタってきたタミヤの薄刃ニッパーを愛用しています。
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# by yas_nakg | 2012-01-24 08:20 | Comments(0)