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カテゴリ:未分類( 406 )


2019年 01月 25日

意味もわからず「級」を使って5歳児に叱られたい

タイトルに「級」をつけるの、日本ウォーゲーム界の謎慣習ですよね。

起源は間違いなくホビージャパン社のカタログ。ゲーム・スケールをやんわり伝えるためのもので、ルールブックの1.0に「これはStrategic Levelのゲームだ」と書かれているあれですよね。levelを「級」としたことで面白いことになったんじゃないかと思います。「レベル」のままだとこうはならない。以下は多分こういうことなんじゃないか劇場。

軍艦の「級」と「型」があるじゃないですか(まとめサイトのネタはこちら)。「型」だとそのものズバリですが、「級」だと物語性がある。弩級戦艦、超弩級戦艦、フレッチャー級駆逐艦……「級」の漢字の成り立ちは、

会意兼形声文字です(糸+及)。「より糸の象形」と「人の象形と
手の象形」(人に手が触れて「追いつく」の意味)から、前の糸に
続いて、次の糸が追いつくを意味し、転じて(派生して・新しい意味が
分かれ出て)、「順序・くらい」を意味する「級」という漢字が成り立ちました。

なのだそうで、物語が生まれるのは必然。

もしホビージャパンがゲームスケールの可算名詞を「レベル」にしていたら、日本のウォーゲーム・タイトルに「○○級」はつかなかったかもしれませんし、そこに思い入れがわかなかったかもしれません。そう考えると物語性を伴う「級」は、やっぱりポエムじゃないですか、たかさわさん!!

宣伝: 次の『このシミュ』の読者は5歳児に叱られるかもしれません。



2019年1月25日の話題(続き):
馬鹿犬21日記
Papas & Richards
広島ゲーム・サービス例会報告
戦闘教師ケン激闘永田長編
書き逃げ旅団
松山六角会
歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei
荏苒日を送る



by yas_nakg | 2019-01-25 11:54 | Comments(0)
2019年 01月 09日

雑誌の休刊に思うこと

年始早々、恒例の六社参りでへたってしまい、ようやくブログ始めとなります。本年もよろしくお願いいたします。

出版はあかんあかんと散々言われていますが、昨年、バイク雑誌が2冊ほど休刊してしまいました。他にも休刊した、または間もなく休刊する雑誌があった/あるかもしれませんが、ツーリング系が2冊も消えてしまったのは残念。1冊は購読したことがなかったのでアレですが、もう1冊、『アウトライダー』は80年代からの付き合いなので何とも。ミリオン出版→立風書房/学研→バイクブロスと出版社を変えて生きながらえてきたので、何とか復活して欲しいものです。

そらもうバイク産業は斜陽だし、国内各メーカーも顧客の囲い込みを始めて「町のバイク屋さん」は青息吐息だし、そもそも雑誌が担ってきた情報発信の役割はネットに奪われるしで、バイク雑誌が生き残るのは容易ではありません。そうした変化した環境の中でも(少なくとも)今のところ健在なバイク雑誌はどういう努力をしているのかと思って書店をのぞいてきました。

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お、おう、という特集ですが、これまでありそうでなかったもの(あったらすみません)、バイクを脇役にして楽しみ方そのものに焦点を当てた内容になっております。また、毎年恒例なのだそうですが、

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こういう小冊子がついており、読者参加型のラリーを企画しております。日本全国16カ所のチェック・ポイントをめぐる旅。昨年は118人がクリアして、平均走行距離は12,000 kmだったそうです。

端的に言って、雑誌全体で読者をうまく巻き込んだ形でコト消費につなげております。件のラリーにしても、実際に参加しなくても読者をしてツーリングに行かせようという気にさせる企画です。果たしてそれらが雑誌ならではのことなのか、それともネットででもできることなのか、まだ精査が必要ですが、今後の雑誌のあり方について考えさせられた、良い機会となりました。

そう言えば「ぴあ」がアプリで復活していました。知りたい情報にたどり着くまでにいらんページをついつい読まされてしまうのが、いかにも雑誌・ぴあらしいところです。



2019年1月9日の話題:
『下手の横好き』
20 on 20
Immelmann Official Blog
SOLGER航海日誌
TROOPERS
ウォーゲームだもの
ターン制ストラテジーが好き
とりあえず日々ボードゲーム
歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei


by yas_nakg | 2019-01-09 14:19 | Comments(0)
2018年 12月 28日

俺の中の現場猫

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ボンサイ・ゲームズはいろんな人の協力で成り立っておりまして、特にテストプレイをしてくれる人には足を向けて寝られないわけですが、にも関わらず校正で甘いところが出てきて、申し訳ございませんと平謝りです。間違いなく俺の脳内に現場猫がいるんだと思いますわ。

先日も早割で入稿したマップにスペルミスがありまして、「Hiryuが『Hiru』になってまっせ」と中の人からご指摘をいただいて急いで修正しました。やっぱり東には足向けて寝られません。

Hiruじゃなくて飛龍が活躍するゲーム、3月のゲームマーケット大阪に向けて着々と製作が進んでいます。

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ミッドウェイ海戦のゲームをつくるのはSSシリーズ以来ですが、『モスクワ電撃戦2 』が別物だったように、今回も前作と全く異なるコンセプトでデザインしました。ソリティア・シナリオ「飛龍奮戦す」もついており、チュートリアル的としても活用できるように工夫しています。

そんなこんなで2018年もいろいろお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。



2018年12月29日の話題:
One Evening
ありがとうございます!! 『300』が売り切れる前に『ミッドウェイ』が届くと確実に家内が切れると思いますので、ゲームマーケット大阪までに売り切りたい。

Si-phon開発者BLOG
Wargaming-Esoterica
ウォーゲームで歴史に思いを馳せる
もりつちの徒然なるままに
歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei
荏苒日を送る



by yas_nakg | 2018-12-28 18:23 | Comments(0)
2018年 12月 27日

ダニエル・カーネマンと『最後にして最初のアイドル』

ゲーム要素ありません。ここはワイの日記帳。

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書店で見かけた時はスルーしましてですね。表紙がこれもんですから、電車で読むのに抵抗があるじゃないですか。あ、ブックカバーはつけない派なんで。でも、川又千秋以来42年ぶりにデビュー作で星雲賞を受賞したと知って気になって探し始めたら、本町〜心斎橋の書店では見当たらず、難波まで南下してようやく見つけました。

表題作、面白かったです。これ読んで思い出したのがダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』。システム2の起動キーになるのが広義の意味でのアイドルなのか! と、知った風な口を利いています。単なる誤読かもしれませんが。誤読だとしても、燃費の悪い脳のシステム2を動かすために起動キーがアイドルによってダウンロードされるというのは、ありそうな話だと思うわけです。

SFと言えば今日あたり帰宅したら話題のSFマガジンが届いているんじゃなかろうか。百合は明日への活力(活力)。

本の話題を続けると『このミス』の国内編第1位。同窓会気分で楽しく読んだのですが、鹿内氏は原尞作品の評価がなぜか厳しいんですよね。常々疑問だったのですが、「登場人物全員いい人すぎるのがちょっとなあ」とその理由を教えてもらいました。確かに。あの極悪キャラが母親の介護かよ、と鼻白んだのは確かですが、それも含めて『それまでの明日』ってことだと解釈しております。チャンドラー@清水俊二を彷彿させる文体も健在で、最後までしびれっぱなしでした。

国内編第2位は未読とのことだったので、『ヴォルガ川のヴェルダン』と一緒にクリスマス・プレゼントとして送りつけました。振込用紙が入っていますが。こちらは前半が『卵をめぐる祖父の戦争』の戦後ベルリン版っぽくて面白かった。海外編第1位は読め、と言われておりますので、年末年始休みの楽しみにしたいと思っております。



2018年12月27日の話題:
Bonsai Games Online
※黄巾の乱で開催が危ぶまれていたパリのゲーム会で、『300』と『大東亜共栄圏』を遊んだよ、とメールいただきました。

One Evening
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ふかひれすーぷ
ヘクス・イン・ゲームズの店長日記
もりつちの徒然なるままに
三楽堂によるボードゲームの記録



by yas_nakg | 2018-12-27 11:59 | Comments(0)
2018年 11月 30日

これもんですわ


と昨日つぶやいた話題でありますが、角丸だけが問題ではなく駒の品質も然り。あとマップも。下は『ヒトラー・ストライクス・ノース』の中国版です。

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精度はさておき(マージンもう少しとったほうが無難ですね)、この写真だとユニットにLAエンボスがかかっているのが見て取れます。ザ・高級感。逆にこの写真だと伝わりにくいのですが、マップにもエンボス加工がかかっており、見た目が良いだけではなく、耐久性の向上にもつながっているようです。折り目がきれいすぎるのです。

厚い紙だとどうしても折れたところから割れてしまう。残念ながら大して厚いわけでもないのに、製品状態で割れているメーカーもあります。

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何回か開いたり閉じたりするとど真ん中から穴が空いた記憶ありませんか? プレイしなければいいだろう! とか言ったらいけない。

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ぴしっとしてますなあ(ほれぼれ)。

無駄に豪華にする必要はありませんが、プレイアビリティを向上させる意味でコンポーネントに工夫をする努力、これからますます求められるようになってきそうです。



2018年11月30日の話題:
コマンドマガジンwebサイト
BONSAI GAMES ONLINE
ちゃんと更新していきたいと思っています(思っています)。

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ロブノールのメダカ
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by yas_nakg | 2018-11-30 11:31 | Comments(0)
2018年 11月 28日

勇んどるわな……何でもありません

危うく吉川龍虎先生のお株を奪うところでした。危ない危ない(前頭葉的に)。

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「世界を変えた世紀の決戦」などで取り上げられることのある、イサンドルワナの戦いがボードゲームになりました。「猛牛の角」と呼ばれる陣形で攻め込まれたイギリス軍が壊滅した戦いです。何だか「牛角之陣」みたいですが、そうすると一気に『食の軍師』っぽくなります。

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「英国軍は緒戦のイサンドルワナの戦いで槍と盾が主兵装で火器をほとんど持たないズールー軍に大敗を喫して思わぬ苦戦を強いられた」とWikipediaに書かれていましたが、デザイナーズ・ノートによると、当時ズールー兵の4人に1人は旧式マスケット銃を装備しており、絶対数で見ればズールー軍のほうが銃の数は多かったそうです。しかしもちろん練度は段違いであり、ゲームでも英軍の射程が3ヘクスあるのに対し、ズールー軍は1ヘクスだけとなっています。ただし、戦闘の進展に伴ってイギリス兵のマルティニ・ヘンリー銃を奪って使うようになり、次第に火力が向上。ゲームでもそうした要素が反映されています。

ゲームは全6ターンで、毎ターン以下の手順を行います。

  1. ズールー軍移動フェイズ
  2. 英軍リアクション・フェイズ
  3. ズールー軍戦闘フェイズ
  4. 英軍移動または戦闘フェイズ
  5. 英軍戦闘または移動フェイズ
  6. ズールー軍狙撃フェイズ
  7. 英軍リーダー死亡フェイズ

ズールー軍ユニットが移動した後、英軍の防御射撃があります。その後、ズールー軍の戦闘(射撃)を解決。英軍は移動または戦闘を好きな順番で1回ずつ行えます。敵に肉薄して猛射を浴びせることも、先に敵を撃破してからその穴から突破を図ることもできます。

狙撃フェイズでは、ズールー軍プレイヤーはダイスを1個振り、出た目と同数の英軍ユニットから1ステップを奪うという荒っぽいことが行われます。ただしその英軍ユニットはズールー軍に隣接していることが条件。英軍プレイヤーが戦闘/シーケンスを選べば狙撃を回避することもできますし、狙撃のリスクを承知の上で敵陣に迫ることもできるわけです。ただしゲーム終盤には狙撃ダイスの目に+3される(前述したマルティニ・ヘンリー銃が威力を発揮するわけですね)ので、迂闊に近づくとやばたにえんです。もちろんぐるりと周囲を囲まれると問答無用で狙撃を喰らうことになります。

ゲーム展開は、ポリティカル・コレクト的に怒られそうですが『Dawn of the De...』とか、そんな感じ。いや意識してやってるよね、というか映画そのものがそうじゃん、とか。はい、この話はここまで。勝利条件は「史実では6ターンで全滅したから、全滅しなければ英軍の勝利ね」という清々しい内容。お前はツクダの戦車戦ゲームかよ。

もちろんそれだとやることは一つになってしまうので、英軍側には軍旗と弾薬を積んだワゴンとともにマップ外へ突破してサドンデス勝利を得るというオプションがあります。これには歴史的な整合性がありまして、マップ西端から10マイルほど先にロルクズ・ドリフトという場所がありまして、史実ではイサンドルワナの戦いの後、余勢を駆ってなだれ込んだズールー軍約4,000名を100名弱の英軍が撃退しています。よってこの方面への脱出は「俺たちの戦いはこれからだ」的な勝利になるというわけです。

戦闘(射撃)システムはシンプルで、戦闘力から目標ヘクスの防御力を引き、ダイスを1個振ってその値以下が出ればヒット。1は常にヒットで6は常に外れ。1ヒットにつき1ステップが失われます。ズールー軍ユニットは1ステップしかないのでばたばた倒れていきますが、英軍ユニットは最大で8ステップを持っています。除去されたズールー軍ユニットは復活してまたマップ外から攻め込んでくるのでやっぱり。

ズールー戦争ものと言えば、本家コマンドで『Like Lion They Fought』がありまして、こちらはもう少しスケールの大きな作品となっております。コマンドマガジンの付録にどうでしょうか(ないない)。



2018年11月28日の話題

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by yas_nakg | 2018-11-28 09:26 | Comments(0)
2018年 10月 22日

怒りの撤退

11月に松山で所用があるはずだったのですが、諸事情により急遽今週末に変更。ならばと宿泊先を探してみたものの、人気の観光地なので直前だとなかなか予約が取れないんですよね。

寝るだけなのでビジホでお釣りが来ますので、一晩10万円オーバーの瀬戸内リトリートとかおすすめされても困ります。ノー・リトリートです(それが言いたかったでけです)。

『ノー・リトリート』と言えば、「3(フランス戦)」が少し誘導的だったので「2(北アフリカ戦)」はどうだったんだろうと鹿内さんが試されたそうですが、これが面白かったのだそうです。ただ序盤の展開はある程度、固定的になってしまうので、両軍の戦力が揃うクルセイダー作戦あたりから抜群に面白くなるとか。少ないユニット数ながら考える要素が多く、話をうかがった限りではたいへん面白そうでした。

閑話休題。同じ四国でも徳島で宿を取ることができましたので、土曜日は阿波尾鶏をご馳走になる気満々であります。頼むで、ほんま(さばげ会長風)。

ところで、ゲームマーケット2018秋、今回は個人ブースを出しております。F-07。今回は珍しく事前告知などもしております。エッセンでも話題の『Mini WWII』も販売予定です。こちらも現物が届き次第、詳しく紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


by yas_nakg | 2018-10-22 07:56 | Comments(2)
2018年 09月 22日

ワルシャワ〜クラクフ間は電車で約2時間30分かかります

特急で。東京〜京都を新幹線で移動する感覚です。

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正式名称『モンティが渡れ! と言っている橋が遠すぎるんだが』、通称『アルンヘム!』のWDG版をポーランドにお土産で持って行ったのですが、早速楽しんでいただけたようで何よりです(ありがとう、Google翻訳)。「バカがクラクフから電車でやって来る」的な身も蓋もない訳になっていますが、それが本当なら、『アルンヘム!』をプレイするため2時間半かけたことになります。1回の対戦が40分。3回連続でやったと聞きましたから、それでだいたい片道の移動時間です。ゲームやっているよりも電車に乗っている時間のほうが長いという。

という投稿をされたマジェクさんから、『ノルウェイ!』の英文ルールブックはあるのかと朝から連絡をいただいたのですが、あったようななかったような。

ちなみに『アルンヘム!』でマジェクさんと対戦している相手(クラクフの方)はピョートレックさんで、『太平洋戦史』でボコボコにした人(ワイを)。同ゲームをしっかり研究されているにょろうさんあたり、日本からの刺客としてポーランドへ行って恨みを晴らしてきてくれないでしょうか。交通費くらいは出しますので(勝てばコマンドマガジンで書かされることになる原稿料として。負ければオール自腹の読者投稿扱いでやっぱり原稿は書く)。そしたら全力でピョートレックさんを応援するんですが。

以前書いたように、ピョートレックさんは、(ワイでも)チート状態であるはずのテストプレイ段階のゲーム・デザイナーを鎧袖一触で破った人。強敵ですよ。



2018年9月22日の話題:
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by yas_nakg | 2018-09-22 09:41 | Comments(0)
2018年 08月 29日

ゲームマーケット2018秋のお品書き、他

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 カタログ原稿入稿しましたよ。まだ余裕があるのでアップデートするかもしれませんが。『300: ギリシア・ペルシア戦争』は木製駒の調達が若干怪しいですが当確。『Mini-WWII』はデザイナーのWeyne氏がエッセン参加で大忙しの模様でまだ詳細が詰まっておりませんが、こちらも当確。あとは『TOGO』ですが、英語コンポーネントが完成したので日本語化してチェックして……間に合わせたいところであります。

 『300』は半世紀に及ぶギリシア・ペルシア戦争のキャンペーン。いろいろ見せ場のある内容になったかと思いますが、軍事的な課題としては、陸軍国(ペルシア)対海軍国(ギリシア)の非対称戦争ということになりまして、自軍の有利を理解した上で大胆な戦略を立てる、という課題が提示できたのではないかと思います。

 一方、来年のゲームマーケット大阪に向けて開発中の『ミッドウェイ海戦(仮)』は難航中です。システムは動く……のは、動くようにつくったのだから当たり前ですが、そのシステムとプレイヤーにやってもらいたいこと、悩んでもらいたいこととがうまく連動しておりません。「結局、敵空母を見つけたら全力でそれを叩きにいくのが一番効率が良いよね」ということになり、それはもうその通りなのです。悩まない。かと言って日本軍の行動を縛って奇襲が起きやすい状況を作為的につくり出すのもどうか。前者は空母数4:3で日本軍が、後者は先制攻撃できることで米軍がそれぞれ必ず有利となり、ゲーム・バランスが取れていないことになります。

 このゲームのテーマは索敵や戦術戦闘のテクニックを競うことではなく、艦隊機動と航空運用なので、そこでプレイヤーに重い決断を下してもらわないと面白くなりません。エントリー向けのゲームにしたいので、子供だまし(参考)にならないようにテストを重ねております……。『ミッドウェイ海戦(仮)』の話題をしなくなったな、と思ったらいろいろ察してください。

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 もう夏は終わるっていうのに夏号ですみません、の『BANZAIまがじん』第4号が9月2週目くらいから配布予定です。配布はショップ優先で残ったらゲームマーケット2018秋に。でも、その頃には秋号を出さなあかんのか。

 あえて表紙には文言を入れておりませんが、タイ・ボンバ先生の特集であります。見りゃわかるか。鹿内氏の『アイゼンハワーズ・ウォー』のレビューが、本作の美点について余すことなく言及されていて秀逸です。鹿内氏によると、そしてその言に同意せざるを得ないのですが、体感的にタイ・ボンバ先生のゲーム8-9作に1作は「おっ」と思わせる作品があるとのこと。石原捕手の打率より低いくらいですが、バティスタ選手のホームラン率の2倍と聞くと黙っていられません。EWはもちろんその「おっ」という作品ですが、それ以外もタイ・ボンバ作品は課題が明確であり、その課題を表現しようという工夫が見て取れ(必ずしもうまくいくとは限りませんが)やっていて楽しい、憎めないのが特徴であります。本誌を通じてその魅力を皆さんと共有できればと思います。

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 裏表紙に収録されるだいたいハガキサイズのゲームは『弓張嶺夜襲作戦』。「お前、『戦闘戦史』読んだやろ」と言われそうですが、その通りです。イタコ・ゲーム・デザイナーを気取って「タイ・ボンバならこうデザインするのではないか?」と妄想しながらつくってみました、というのは半分本当で、「夜明け後の戦闘継続を見越した夜襲における決断」のみに焦点を当てたゲーム・システムに挑戦してみました。勝利の鍵は胆力やなくて火力やで、という内容でして、楽しんでいただければ幸いです。

 ソフィアゲーム通信の無料ウォーゲームリンク集にもリンクを張ってもらったことですし、早めにDLできるようにしたいと思います。




by yas_nakg | 2018-08-29 08:43 | Comments(2)
2018年 08月 09日

300とミッドウェイ海戦

 夏季休暇前はどうしても忙しくなりますね。初盆なのでこの夏は松山へ行きまして、そこからフェリーで大分に渡って、コマンドマガジン発祥の地・宮崎県都城市へ向かう予定です。その後、もしかするといろいろ話題の「秘密基地」へ行くかもしれません。クマリンって何ぞ?

(1)ゲームマーケット秋の件
 今回は「ボンサイ・ゲームズ」としてブースを出します。試遊卓もあるよ。台湾・戰棋の『Mini WWII』を販売予定です。

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 日本、ドイツ・イタリア、アメリカ・イギリス・フランス、ソ連の4人まででプレイできる第二次世界大戦キャンペーン・ゲーム。これにカードが加わりまして、グランド・ストラテジーを楽しめる作品となっています。西新宿鮫さんのブログでも取り上げられています。


 それから拙作の『300: ギリシア・ペルシア戦争』。テストプレイの結果も良好で、こちらも間に合う予定です。

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 50年間に及ぶペルシア戦争を戦略的に扱っています。軍事的にも政治的にも非対称なアテナイ・スパルタ連合とペルシアなので、その特性をどう生かすか(その前にどう見つけるか)が重要です。それがわかれば……

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え? 今からでも入れる保険があるんですか? てめえで見つけるんだよ! という展開を楽しめるかと思います。古代戦に興味がない方、純粋にストラテジー・ゲームを楽しみたい方にも向いていると思います。ただしゲーム・バランスはややギリシア軍に有利でして、それは戦争の結果がそうだったからと言うよりは、ある理由のため(ともったいぶって書いていますが、すぐにわかります)戦略的自由度がペルシア軍よりも高いから。

 それから『TOGO』。以前1艦ずつカードにするなどとのたまっておりましたが、著者校が進むごとに艦船のデータが増えていきまして、実現不可能となりました。旅順のロシア戦艦も時期によって2種類用意したりというこだわりようなのです。
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※校正中につきデータは変更されることがあります。

 こちらもゲームマーケット秋に間に合えばいいですねぇ。

(2)ミッドウェイ海戦の件
 『300』と違って、こちらはテストプレイの結果が芳しくなくてリテイク中であります。航空隊運用のメカニズムが煩雑なのですっきりさせる必要があるのと、海戦の特性に起因する問題。日本軍プレイヤーは米空母の存在を知っているので、フリー・ハンドなら最初から全力で米空母との決戦を挑むことになる。両手を縛れば米軍が南雲艦隊を先制攻撃するチャンスは史実通りに大きくなるわけですが、「米空母来寇に備えて搭載機の半数は対艦装備で待機する」という命令が守られていれば少なくとも片手は自由。不通に戦えてしまいます。これも縛る(強制的なミッドウェイ島二次攻撃)、あるいは命令を無視するかどうかの判定を行ったりすると、プレイヤーが傍観者になってしまわないかと危惧してしまいます。

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 そうすると作戦立案段階から検討させたほうがいいんじゃないかということになり、状況をつくるところから扱ったほうがシミュレーションとして興味深いのではないか? などとブレーンストーミングをさせていただきました。その中で出たアイディア、「飛龍が1隻残った後からのソリティア・ゲームにするのが一番ですよ」というはねはね氏の意見に膝を打ちました。殴り合いをさせるなら、そこから始めたほうが面倒がないですね。

 けれど、自分がこの道に進んだきっかけになったのは『ミッドウェイ』(AH)なので、バブみが感じられるミッドウェイ海戦のゲームに仕上げていきたいと考えています。



by yas_nakg | 2018-08-09 08:48 | Comments(2)