2012年 12月 13日 ( 1 )

ハガキのノモンハン

堀場亙氏デザインであります。
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7月攻勢をテーマにしたミニゲームですが、これが実にノモンハン戦の雰囲気がよく出た名作なのです。

シーケンスは主導権側の移動&攻撃、非主導権側の移動&攻撃を繰り返すものですが、主導権が推移しない限り、1ターンの間にこの手順が何度でも繰り返されます。主導権側が戦闘で損害を受けると、その戦闘を解決した瞬間にターンが終了、主導権側が入れ替わって次のターンが始まります。主導権側のモメンタムが失われると戦場のイニシアチブも転換するというわけです。

戦闘はマストアタック。攻撃側、防御側双方それぞれが戦闘力の数だけダイスを振って5か6りの目が出るとヒット。ヒット数を比較して攻撃側が多ければその差が防御側の、防御側が多ければその差が攻撃側の損害になります。1損害につき1ユニットが1ステップを失う、または1ヘクス退却。相手を壊滅または退却させた側は、敵に与えた損害数と同数ヘクスの戦闘後前進が可能。最初の1ヘクス目から好きな場所へ移動でき、しかもZOC無視の浸透突破が可能です。

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早速プレイ。小林支隊は軍橋を渡らずにハルハ河東岸を前進。戦車団とともに南下します。ソ連軍は先手必勝とばかり第3戦車連隊を襲いましたが(どうせ攻撃を受けるなら、先に防御力の低い戦車を叩こうとしたわけです)返り討ちに遭い、川又が危険な状態に。そこに颯爽と駆けつけるモンゴル騎兵! わずか1戦力の騎兵が精強小林支隊を撃退(うっかり戦車が退路を塞いでステップ・ロスするというアクシデントあり)。第11戦車旅団のT-34が反撃に転じますが、第4戦車連隊をステップ・ロスさせるにとどまり、日本軍の反撃を受けてまたしても返り討ちに。

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コマツ台地の砲兵隊は守られたものの、損害が大きく10対3で日本軍の勝利となりました。

配布方法に関してはこのへん参照。ノモンハン戦は日本軍の「野戦による決戦主義」がよく顕れた戦いかと思いますが、本作をプレイすると追体験できるのではないかと思います。そうなると、同じことをもう少し大きなボリュームで描こうとした『ノモンハン1939』の立場がなくなるわけでして、どうもすみません。
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by yas_nakg | 2012-12-13 17:14 | Comments(0)