(プレイヤー・エイドが2枚あるのが嬉しい)
コマンドマガジン第186号が発売になりました。『Modern Battles』の大トリ『ムクデン(Mukden)』が付録ゲームです。1970年代にソ連が中国に侵攻したら……という仮想戦で、目指すは奉天(瀋陽)のその先じゃ、という「アジアの戦い」、奉天がスターリングラードに!? という「奉天包囲戦」、どうしてワイらがパルチザンに苦しめられるんや!? という「ゲリラ掃討戦」の3つの状況設定を楽しめます。
中国軍が利用するのはソ連軍が独ソ戦でアドバンテージを得ていた市街戦とパルチザン(ゲリラ)だけではありません。
(座薬みたいな奴は中国軍の河川砲艦。ソ連軍には空挺部隊も登場)
中央に「AT」と記されたユニット。此奴は対戦車砲で、ソ連軍戦車の攻撃力を半減にする効果を持ちます。ルールブックにも書かれていますが、クルスク戦でドイツ軍戦車を苦しめたパックフロントですよ。攻撃力を持たないので攻撃の義務もなし。市街戦、お家芸を中国に奪われたソ連がいかに戦うのか? という興味深い、そして十分にあり得たシチュエーションを楽しめそうです。
さて『Modern Battles』には「II」があるわけですが……
(お前じゃない。すっこんでろ)
こちらはエルサレムにブンデスヴェーア、ユーゴスラヴィアにDMZのクワドリ。「I」同様にピンで出版すると「ユーゴスラヴィア」がテーマとして弱いかなと思われます(結果として実際に起こった「内戦」とゲームの状況設定を比較できるので最も興味深いのですが)。ここは2in1を期待したいところですが、「ヤメ編ライター、宮永」氏が、そいつは難しいぜ、という事情を書いています。え、そこまで書いちゃっていいの、というくらい赤裸々な話なので、興味ある方は是非本誌を手に取ってください。
- あの「ドブ編」って何だったんでしょうね。いろいろあって、直接話をしに上京した記憶があるのですが。
- 『ヒトラー電撃戦』(BlitzWar)のデザイナー、Victor Catala氏は後にエリア式WW2キャンペーン『Downfall of the Third Reich』を2022年に発表されています。『ヒトラー電撃戦』以上にシンプルな戦略級。IEDともつながりの深いBanner Of War(戦旗工作室)でもライセンスされているので、「ヤメ編ライター、宮永」氏主導で日本語版に挑戦してみるとか。