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新作ゲームのこと

爆死を覚悟した話

口にするのもアレなんですが、今年は円安でいろいろ辛い目に遭いました。背景にインフレもあるとは思うのですが、Decision Gamesの雑誌が一斉値上げでダブルで辛い。バックナンバーまで便乗値上げで(倉庫保管費がかかるでしょうから、わかるんですが)三重苦です。リアルな数字出して引かれるといけないのでぼかして書きますと、販売部数はだいたい半分くらい。いやー、きついでしょ。
とりわけこやつは爆死するものと覚悟していました。どのくらい覚悟していたかと言えば、読んだばかりの『天路の旅人』を絡めて提灯記事を書こうとしたくらい。
本書では、著者がオリジナルの原稿に接することで、西川一三氏の自伝『秘境西域八年の潜行』の芙蓉書房版にも中公文庫の完全版にもあった欠落部分が補われていることと思います。西川氏は1943年からチベットへの潜入を企て、1945年にラマ僧としてラサへたどり着きました。その後1949年にインドで逮捕されて日本に送還。『深夜特急』の著者とは通じるものがあったのでしょう、2人が居酒屋で酒を酌み交わす場面は、言葉は少ないですがぐっとくるものがありました。

という意外に面白かった本書を肴に『Russia Boots South』を紹介しようとしたのですが、残念、西川氏が歩いた範囲はマップに収まっていませんでした。マップの右下の外をかすめた感じでしょうか。ちなみに西川氏・沢木氏ともアフガニスタンへ行こうと試みて実現しませんでした。

爆死を覚悟した話_b0142122_13540666.jpg

ところが蓋を開けるとそんな提灯記事など不要でした。珍しいテーマゆえ皆さんの知的好奇心を刺激したのでしょうか、在庫はあと1部となりました。あまり馴染みのない19世紀後半の中央アジア状勢でも、ボードゲームにすることでシステマティックに描き出すことができます。それをプレイすることで皮膚感覚で概要を掴むことができる。何とも楽しい趣味であります。

しかし中央アジアと言えば、今はこちらのマンガでしょうか(右側)。時代は6世紀ほど遡りますが、『天幕のジャードゥーガル』。舞台はもうちょい東になるでしょうか。

追記: 指摘を受けて思い出しましたが、『乙嫁語り』がズバリでした。そちらからゲームに興味を持った方も少なくないのかも。
爆死を覚悟した話_b0142122_14213870.jpg
(画像はどうしても抜けられないアレな忘年会の最中に、家人が自慢して送ってきたもの)

by yas_nakg | 2022-12-28 14:28 | 新作ゲームのこと

歴史系ストラテジー・ゲームの話が中心です。


by yas_nakg
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