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日記的な

ホビーショップがウォーゲームを出版していた(している)時代

先日、高梨先生に「もうバイクなんて乗ってないんでしょ」と言われ、「まだまだ現役ですよ。500km/日くらい軽い軽い」と大口叩いたものの、300km/日も走るともうその日の21時頃から昏睡状態に陥りますね。寄る年波には勝てません。言うだけ番長です。

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さて、イタリアのウォーゲーム雑誌パラベラムの第9号が間もなく日本にやってきます。奇しくもBANZAIまがじんEXと同じ号数です。付録ゲームは『De Bello Punico(ポエニ戦争)』で、トレビアの戦い(218 BC)、ベネウェントゥムの戦い(214 BC)、インスブリアの戦い(203 BC)、そしてザマの戦い(202 BC)の4つの戦いを楽しむことができます。ルールはA4判で8ページに収まるライトなやつ。

デザイナーズ・ノートによると、本作の原型は1989年にデザインされた『L'Eclissi di Zama』というゲームで、イタリアのホビー・ショップ「Stategia e Tattica」で頒布(無料配布?)されたのだそうです(のれん分けしてできたショップ「2」は現役)。80年代ホビー・ショップ発のゲームが21世紀の今に蘇るってのは、えんどう=タイムマイザー=ホビーネットワークが出版したゲームがリメイクされてコマンドマガジンの付録になるという感覚でしょうか。例えばヒストリカルなテーマでマレー戦(ヤフオクにありました。『君ならどうする yes OR no』)のシステムを使って、日本軍もののクワドリにする。とか。

えんどう=タイムマイザー=ホビーネットワークの流れからすると、当時はショップでゲームを売っているうちに独自の製品も出したくなったのかもしれません。ホビージャパン=ポストホビーもショップが先。今はオンラインであれば初期投資もあまりかからないので、独自の製品を販売するためのプラットフォームとしてオンライン・ショップを立ち上げる、というオプションが選択できるので良い時代になりました。エリア=インパルスのワーテルローを開発したCompanion WarGamesはそんな感じですよね。うちもそう。スペインのSnafuもそうかもしれませんが、こちらはリアル店舗も持つので大したものです。

ところで「えんどう=タイムマイザー=ホビーネットワーク」と表記しましたが、根拠となっているのはこちらのブログの記事。しかし記事内の
> インディアンオーシャンアドベンチャーを訳されたAさん後にコマンドマガジンの編集長
って誰のことなんでしょうか。雑誌名を間違えている(例えばコンバットマガジンとか)可能性もありますが。果たして。

by yas_nakg | 2021-05-25 16:52 | 日記的な

歴史系ストラテジー・ゲームの話が中心です。


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