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新作ゲームのこと

効いたぁ〜! 春の〜目覚めっ!

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World at War誌最新号、『Spring Awakening』届いております。日本語ルールの完成が週末くらいなので、こちらで金曜日から販売開始(月曜日発送)となります。

「春の目覚め」作戦は第三帝国最後の大攻勢となりますが、地表状態が悪く、ソ連軍も守りを固めていたので──ドイツ軍の攻勢正面に要塞地帯が並んでいるのが見て取れるかと思います──あっさり頓挫しました。それではゲームにならないので、その後に行われた赤軍のウィーン攻勢まで網羅した、「東部戦線の末期戦」としてこの戦いを描いています。ドイツ軍プレイヤーは春の目覚め作戦に失敗しても、赤軍の侵攻を食い止めることでゲーム上の勝利を得られます。

ゲーム・システムは『Peaks of the Caucasus』で用いられたシステムの発展型。チット=プル・システムですが、期間限定で使用できる強力なものが両軍に用意されており、それを使用するタイミングが重要になります。前作は戦域にいるユニットをアクティベートさせましたが、本作では軍集団/正面軍に所属するユニットを活性化させる、一般的なチット=プル・システムになっています。

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「特別支援部隊」が両軍に用意されており、戦闘支援に使用できるのも前作同様。画像上、黒いカウンターがドイツ軍のそれで、「2/1」なら攻撃時は2シフト、防御時は1シフトの修整を与えてくれます。第219突撃砲大隊のブルムベアは攻撃時のみの支援ですね。その上のほうにあるターコイズ色の方々はオプション・ユニットで、枢軸軍が夏至作戦を行わなければ登場する第3SS装甲軍団と、無敵のジェット戦闘機/爆撃機隊。「無敵の」は本当の話で、制空戦闘になっても損害を受けないという特別ルールがあります。この他、ソ連軍にはドナウ川艦隊も登場します。

戦場の華とでも申しましょうか、こういう要素を盛り込めるミランダ先生はさすがであります(自分が盛り込めない辛さをデザイナーズ・ノートにぶつけております)。

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2号先の第75号は、太平洋戦争のソリティア。しかも1941年から42年だけで、プレイヤーは日本軍を受け持つことになります。美味しいとこだけいただいちゃってすみません、みたいなテーマで、これは気になりますね。


by yas_nakg | 2020-08-18 08:52 | 新作ゲームのこと

歴史系ストラテジー・ゲームの話が中心です。


by yas_nakg
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