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2019年たくさん売れたウォーゲーム★ベスト10(自分のところ除く)


小さなウォーゲーム屋で2019年にたくさん売れたウォーゲームを紹介しつつ、一年を振り返りたいと思います。1位から6位まではボンサイ・ゲームズの商品だったので、それ抜きで。

ちなみに各アイテム、ミニマム10個から仕入れております。海外製品の場合、これに和訳をつけて販売すると最低のおちんぎんでも時給計算で完全に赤字でして、コスパの良い自社(社じゃないですが)商品と、これから紹介するスター(TBP除く。理由は後ほど)はとてもありがたい存在です。



10位: ミニミニ世界大戦(Formosa Force Games)
2018年のゲームマーケット秋でたくさん販売したこともあって、2019年内の販売は10位。3月以降はずっと品切れの状態です。ウォーゲーマーだけではなく、そうしたフレーバーに興味があるGame for Adult層にも受け入れられました。10月にデザイナーさん宅でテストプレイに参加しましたが、現在、エキスパンション・キットを開発中です。BGGにページがあるやん。

「入門用ウォーゲーム」というくくりに入れられる本作ですが、今年もそのワードがTLに流れるといろいろ荒れました。荒れましたが、来年はその中から皇道派行動派が出てくるものと期待したいですね。


フランス革命から1815年までのフランス史を扱った壮大な作品。コンポーネントの関係でイベントをチットで処理していますが、これがカードならぐっとプレイしやすくなります。やろうやろうとしてできていませんすみません。



「ナポレオン」と言えば、今年は「『1807』評価1祭り」が開催されました(続行中)。送料いなきなり跳ね上がり事件の影響。ショップとしてリセラー向けのアイテムをプレッジしたわけですが、送料がどうなるのか不安で一杯です。

レッドラ・システムで70-80年代の地中海における戦闘を再現する仮想戦ゲーム。「過去の現代戦」って一定の人気があるようです。シリーズ化されると思われます。そう言えばCompass Gamesから本家フリート・シリーズが再版されますね。



ところで、小さなウォーゲーム屋はもともとはマガジン/フォリオ・ゲームだけの取り扱いだったのですが、お客様のリクエストにお応えする形でボックス・ゲームも取り寄せるようになりました。昨年だとランキングには『Pacific Tide』(Compass Games)あたりが顔をのぞかせたことと思います。

タクティカル・コンバット・ゲームが第7位。

ぶっちゃけた話ですが、TBPは注文から発送まで死ぬほど時間がかかります。在庫を持たないオンデマンド印刷のためだと思いますが、(1)メーカーが在庫を抱えない=タイムリーな出荷ができない、(2)少ロット製造=仕切り単価が高い、と小売店泣かせ、いや殺しです。メーカー的には実験的な商品を、ロー・リスクで出せるというメリットがあるのでしょう。

タクティカル・ゲームと言えば、CCシリーズでお馴染みのチャド・ジェンセン氏が今年11月、癌で亡くなりました。



日露戦争全体をシンプルなルールで再現したロングセラー商品です。『このシミュ2019』でも「すごい」ゲーム入り。じわじわ人気が高まっていった感があります。



出ちゃいましたねえ。10月からの販売で5位は大健闘。ネタゲームっぽいのですが、デザイナーは真面目に北朝鮮の国家像をゲーム・システムで再現しようと挑んでいます。初回発注数の半分しか届かなかったのですが、全部届いていればもう少しランキングは上がったかも。



実は今年一番たくさん売れた商品は『BANZAIまがじんEX』第1号でして、お手頃価格の同人誌の需要は高いと思われます。



ゲームマーケット2019秋では通路を挟んだお隣さんでした。ワンオペだったのでイベントは覗くことしかできませんでしたが、こういう取り組みはたいへん素晴らしい。



というところで、ここまでの簡単な分析を。

  • やっぱり大手(Decision GamesやCompass Games)は強い。ブランド力もありますし、雑誌だから毎号買っている、という方もいるでしょう。人気テーマで定番のシステムだと一定数を見込めます。
  • ネットで話題になると動く。『日露戦役』や、ランキングには入っていませんが『Pacific Go』など、ネット、と言うかTwitterで露出があると商品は売れます。
  • TBPがたくさん売れているのは、他店ではあまり扱っていないから? とは言え、そそるネタをぶっ込んでくるのは事実です。売れれば何でもいいというピュアな姿勢は見習いたい。

それでは上位3作の発表です。



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3位: 沖縄戦(Okinawa!)(Tiny Battle Publishing)
ショップのシステム上は3位になっていますが、予約数を含めると恐らく2位(予約分は別の商品とカウントされるのです)。地上作戦だけではなく航空作戦の再現にも力を入れた作品で、デザイナーズ・ノートによると日本軍の航空作戦をずいぶん評価しています。〈大和〉の出撃ルールも用意されており、『征途』ばりの活躍が期待されます(活躍できるとは言っていない)。

Arrigo Velicognaさんにとって日本軍を扱った作戦級ゲームはこれが3作目となり、最も完成度が高いのではないでしょうか。個人的にはバターン半島を別マップで処理した『Macarthur's Defeat』のアイディアも秀逸だと思います。

沖縄戦と言えば、今年は謎事件がありました。沖縄がアレなら、次の号はもっとアレではないのかと思いますが、どうなんでしょうね。


中国市場向け在庫が残っていたので仕入れました(もちろん、筋は通しておりますよ)。その『インペリウム』がまさかの2位。早々に売り切れてしまったので、現在リアクション部隊を要請しているところです。



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中国が日本本土に上陸するという、アレなテーマのゲームが堂々の第1位でした。メーカー在庫切れのため入手は困難ですが、どんなゲームか知りたい方は『BANZAIまがじんEX』第3号をご購入ください(宣伝)。続編と言うか前日譚『龍と隠れ王国(The Dragon & Hermit Kingdom)』もリリース。こちらは第二次朝鮮戦争をテーマにしています。マップは連結可能なようです。

やはりこういうテーマは強いですね。





来年も楽しいゲームと出会えることを祈りつつ、enterキーをぶっ叩きたいと思います(スパーン)。



by yas_nakg | 2019-12-13 00:00 | 日記的な | Comments(0)