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純粋培養のゲーム・デザイナーは存在するか?

 今までプレイしたゲームの数を覚えているかと問われれば、じゃあ貴様はこれまで食った米粒の数を覚えているのかと返したくなるくらいいろんなゲームをやってきました。このブログを読んでいる人はそうですよね? ね?

 ゲームのプレイ体験がゲームづくりにつながっている人も多いかと思います。例えば、『Afrika Korps』に物足りなくて『The African Campaign』をつくったジョン・エドワーズ氏とか、『Stalingrad』の改良ルールを延々とつくり続けたタイ・ボンバ氏とか(その後で『The Russian Campaign』の追加ルールも発表しましたね)。

 ウォーゲームどころか、ボードゲームにも触れたことがなくて『タンク・チェス』などウォーゲーム・ライクなゲームをつくってしまったのがこちら、プレドラーク・ラゾビッチ氏です。

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 セルビアというかユーゴスラビアにはゲーム・メーカーがなかったそうで、あっても海外のゲーム(『リスク』とか『モノポリー』とか)の海賊版を出している会社。友人に誘われ海賊版『リスク』をやりかけたそうですが、セルビア語ルールが残念な出来で最後までプレイできなかったので未遂……その翌日に「自分がつくるべきゲームはこれだ!」と天啓を得て、第二次大戦くらいのテクノロジーが反映された海空戦ゲームを一年がかりでつくっちゃったそうです。以来、自分のゲームしかプレイしたことがないのだとか。

 他人のゲーム・デザインに感化されていない純粋培養のゲーム・デザイナー、本当にいらっしゃるんですね。私なんて他のゲームに感化されまくり、すごい発想に触れると「くやしい……! でも……!」の世界ですよ。プレドラーク・ラゾビッチ氏の詳しい話は『BANZAIまがじん』第3号に掲載されています。




2018年4月28日の話題:
ロブノールのメダカ
 IDS、予想外に好評をいただいておりまして感謝の極みであります。ゲームマーケット春には20部くらい持ち込む予定ですのでよろしくお願いします。『TOGO』とか『インペリウム』とか片がついたら『永遠に』『III』用のエキスパンションを考えたいところです。

石田治部日記

by yas_nakg | 2018-04-28 09:38 | ほぼ日

歴史系ストラテジー・ゲームの話が中心です。


by yas_nakg
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