ハガキのブダペスト

そういや最近ハガキゲームつくってないじゃん、と思い立ってつくったのがこちら。72年前の作戦開始日に間に合ってよかった。よかった? 「小さなウォーゲーム屋」で何か購入された方に差し上げております。
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マーカー込みでコマ数12個。全25ターン(1ターン=1日)の長丁場ですが、1ターンにできることは極めて限られているのでそんなに苦にはならないはず……です。ハガキでソリテアをつくったのはたぶん初めてではないかと思います。プレイヤーはドイツ軍を指揮してブダペストの救出を目指します。史実通り最短ルートの正面突破を図るもよし、途中で諦めて南方からスイングするもよし、最初から地形の良い平地から進撃するもよし、です。

ソ連軍はゲーム・システムによって行動しますが、ある程度の意図に従って動きます。プレイヤーはそれを利用すると少しだけ有利にゲームを進められるのではないかと思いますが、さっそくTOROさんに看破されてしまいました。シンプルなギミック(ドクトリン)ではありますが、ハガキゲームに仕込むにはちょうど良いボリューム感なので、また何か考えてみますかね。

なおも仕掛けに気づいても本作の勝率は3割くらいかなあと思っております。新年の運試しにどうぞ!!(7割であかんとか、縁起悪いわ!!)

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by yas_nakg | 2016-12-20 13:52 | Comments(0)

海運級太平洋戦争

先日東京で、IIbさんがデザインされた『海運級太平洋戦争』のテストプレイに参加させていただきました。名は体を表すで、海運、即ち海上ロジスティクスに焦点を当てた今までなかった切り口の太平洋戦争ゲームです。
ゲームは1942年から始まり、ゲームが終了するまでに日本軍の物資が底をつくと連合軍の勝利、それを防げば日本軍の勝利となります。毎ターン、主力艦の撃沈や拠点の占領といった両軍の戦果を確認し、日本軍が戦果をあげれば最終ターンが早まり、連合軍が戦果をあげれば最終ターンが延びるという仕組みです。
ロジスティクスは商船マーカーで表されていまして、ゲーム開始時は全体で600万トンを保有しています。民生用に300万トンが必要とされていたので、商船マーカーの半数を徴用しなければ備蓄物資が減ることはありませんが(ただし主力艦が戦闘を行うとマイナスされます)、艦隊出撃や地上部隊の支援のために商船を徴用するとマイナスになります。
ベテランのウォーゲーマーなら想像がつくでしょう。民間には泣いてもらって商船を史実以上に大量徴用、短期決戦で勝利を目指すのか、それとも長期不敗体制を構築、南洋からの資源を本国にため込むのかという、what ifを楽しむことができます。ただし後者には足かせがあり、戦意不十分と見なされると日本軍にペナルティが発生します。
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第一戦、日本軍を受け持ちました。やるなら短期決戦でしょうと、史実通りミッドウェイ攻略を目指しますが、史実通りに正規空母4隻を失いました。ならばと今度は南方に目を向けますが、兵站線が伸びすぎてこれも駄目。物資も底をついて早々と日本は降伏してしまいました。
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日本軍の定石はどんなものか教えてくださいと、今度はIIbさんに日本軍を担当してもらいます。さすがに効率よくプレイされ、物資を無駄にすることなく早々とセイロンを攻略します。え、セイロン!? そうなんです。これは『太平洋戦史』でも問題になりましたが、連合軍にとってセイロンの奪回は容易ではないのです。また太平洋戦争のキャンペーン・ゲームをつくることになったら絶対に省略するな、セイロン。本作では日本軍がセイロンを占領すると毎ターン1点を得る、即ち1拠点を新規に攻略するのと同じ価値があるのでなかなか有効な作戦となります。
米軍はがっつり反撃し、第一次マリアナ沖海戦で勝利するも地上戦で敗退。これは負けるかと思いましたが、最終ターン(1944年前半だったでしょうか)に辛うじて日本軍の物資が尽きて連合軍の勝利となりました。それまでの通商破壊戦でダイスの目がふるったのが効きました。
兵站線を再現するためマップ上に商船マーカーを敷き詰めるのは煩雑ではありますが、視覚的にわかりやすいのが美点です。兵站線が長くなればなるほど潜水艦、陸上機の攻撃を受けやすいのもリアルです。その意味で『アフリカン・ギャンビット』に似ていると思われますが、AGは戦闘解決がダイス一振りであっさり済まされるのに対し、こちらは索敵、対空戦、航空戦、水上戦闘と、色気ある戦闘解決システムになっています。
自分のゲームについて「やってもやらんでもいいところは省略すべき」と書きましたが、その意味で少し整理したほうがいいルールがあるように思います。が、自分には絶対できないアプローチですので、美点を大事にする方向で商品化できればと思っております。

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by yas_nakg | 2016-12-19 17:32 | Comments(0)

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自宅ゲーム会では『このシミュゲがすごい!2017年版』付録ゲーム『ポイント・ブランク!』のテストプレイもしていただけました。爆撃はプロットしたほうが面白い、爆撃機はイギリスから目的地まで飛んでいかないと、など随所に『ルフトヴァッフェ』に引きずられた内容になっていましたが、やってみると面倒で面倒で。「やりたいことはわかるよ、うんうん。でもね」という不出来でありました。これがアルファ版。
やってもやらなくても大差ないことを省略して、プレイヤーにやらせたいことだけに焦点を当てようと、その場でルールを全部作り直してプレイしてもらったところ、まずまず楽しんでいただきました。これがベータ版。
さらに先日東京で、鹿内さん、はねはねさん、さかみちさんに揉んでいただきまして、修正を重ねました。ベータ版でもまだまだ無駄があったんですね。
ということで、90分ほどで昼間爆撃の悪夢を味わえる『ポイント・ブランク!』が完成しました。来年のゲームマーケット神戸あたりで発売する予定です。

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by yas_nakg | 2016-12-18 06:51 | Comments(0)

もうひと月も前になりますが、隊長宅で自宅ゲーム会が決行されました。鹿内さんと西新宿鮫さん、ぐちーずさんが集結。いつも通りと言えばそれまでですが、飲んでいるのかゲームをしているのかよくわからないグダグダな流れでしたが、数はこなしました。私は二日目は所要で撤退しましたが、二日目も『ダンケルク@ドイツ戦車軍団』のプレイで大いに盛り上がったと聞いております。

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プレイ時間が短いので、何度か回っていた『モスクワ電撃戦2』。赤軍は反撃しないと勝てないようになっており、ソ連軍しかプレイしない隊長も果敢に反撃を行います。なんや、いつものプレイスタイルやないかい。
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ドイツ軍、10点を獲得しております。夏季攻勢に備えて4個装甲軍全てが元気な状態でいられるか(最終ターンを迎える時点でそのような状況をつくり出せているか)、あるいはレニングラードかセヴァストポリのどちらかを占領していないとドイツ軍は厳しいと思われます。
yagiさんのようにカード選びに15分もかけなければ2時間以内で終わるので、何かの隙間に挟みこんでいただけると幸いです。

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by yas_nakg | 2016-12-17 06:51 | Comments(0)

ナチ・ドイツ空軍

岡山~倉敷~松山と、ボードウォークにKGGに松山六角会&富士教材というウォーゲームのシルクロードを通って今二番町むなんですが、全く聖地巡礼できない悲しさに打ち震えています。

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10月の和泉例会の話。11月もそうだったんですが、最近共産党と仲良しです。だからというわけではありませんが、HJがつけた邦題『ナチ・ドイツ空軍』をプレイしました。
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昔のゲーム感は拭えませんが、何か魅力があるテーマなんですよね。そのうち上級ゲームもやってみたいと思います。あと、デシジョン・ゲームズがリメイクを出しましたが、これもやってみようと目論見、現在ルールを訳しています。
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この時の例会では生まれて初めてクラシックスのスターリングラードをやりました。平押しじゃ勝てないだろう、1:1の攻撃を成功させてこそのブリッツクリークや!! と頑張りましたが、5か6の目しか出なくてドイツ軍は41年中に溶けてしまいました。

もう一回やるかと言われると、別の時間の使い方をしたいですが、なかなか趣のあるゲームでした。

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by yas_nakg | 2016-12-15 23:09 | Comments(0)

もうひと月ほど前になりますが、雪が降る前に聖地巡礼を決行しました。と、その前に。

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夏に行った杉原千畝記念館 つながりで「人道の港」へ行ってきました。なお記念館は出身地とされる八百津町にありますが、最近になってどうも出生地が別の場所だったことが判明してしまい、これからどうするんでしょうか。どうもこうもねぇよ。

早々に到着してしまったのですが、へクスインゲームズさんの開店は午後から。そんなわけでライダーらしく三方五湖をぐるっと回ってお土産に干物を購入して、近くのジャスコっぽいところで名物ソースカツ丼をいただいてから、いざ聖地へ。

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店舗は大通りに面していまして、歩行者用の通路には『ヤマトよ永遠に』と劇場版『銀河鉄道999』にちなんだオブジェが愛とロマンを物語っていました。
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スカルダート聖総統の像近くにバイクを停めて、いざお店へ。しかし聖総統ってなんやねん。
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この物量!! マガジンゲームはケースに入れて別の棚に山積みされていました。いやもう、すごい、すごい、すごすぎるとしか言葉が出てきません。いやいや言葉は不要ですね。眼福とはまさにこのこと。もちろんここに写っているのはウォーゲームだけで、ユーロゲームも充実。いやむしろそちらがメイン。

店長曰く、全国からウォーゲーマーの来店があるそうで、まさに聖地なのであります。そして恐らく、今でも拙作『常徳殲滅作戦』が熱心にプレイされている、世界で唯一のゲームカフェなのであります。

店長があまりに気さくな方なのですっかり話し込んでしまいましたが、雪解けの季節の再訪を約束して、そしてその時は鹿内さんも一緒に来るだろうことを伝えて、店を後にしたのでした。
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高速道路を使えば大阪からあっという間でした。Multistrada、よく頑張った。
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by yas_nakg | 2016-12-14 13:34 | Comments(2)