「ほっ」と。キャンペーン

零戦:海軍航空隊の戦い

コマンド・タクティカル・コンバット・シリーズ(長い。CTCS)の第4弾は皆さんお待ちかねの『TANKS!』かと思ったんですが、じんぼ氏の熱いリクエストもあって、告知だけはしてあった『零戦:海軍航空隊の戦い』が11月にリリースされます。

わたくしがつくらせてもらったのですが、普段から作戦級しかつくらない&プレイしないことから、怪訝な目で見られてしまいます。こんな感じ。
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しかも、近々よそでも空戦ゲームが出るというじゃありませんか。
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糞コラは元ネタ知らないと意味不明です、すみません。CTCSの空戦ゲームは『零戦』(バンダイ)と『大空のサムライ』(エポック)の中間くらいの難易度で、1人で10機程度はコントロールできるはずです。

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1〜2個飛行小隊同士または1個飛行隊同士の戦闘を再現するもので、各機の機動よりも編隊の運用重視。プロットもないのでソリテア・プレイも可能です。

シーケンスは主導権判定の後、主導権プレイヤーが先攻/後攻を決めます。その後第1から第3までの移動フェイズがあり、運動性能が高いものほど移動が細切れになる『大空のサムライ』方式。例えば零戦(上のサンプル参照)なら、速度は「5」、運動性能は「3」なので、第1移動フェイズは2ヘクス、第2は1ヘクス、第3は2ヘクス移動でき、各移動フェイズの終わりに60度旋回を行えます。

この他、通常の降下と上昇、横滑りまでは基本機動とし、ループ、インメルマン、急上昇、急降下は特殊機動として扱っています。特殊機動は要判定で、練度の低い搭乗員は実行に失敗するリスクが伴います。プロット・ファクターが増えるためにバンクはオミット。高度変化は運動エネルギーの増減を目的とする、または空戦域からの一時的な離脱を目的とする手段という解釈です。ゲーム・スケールは1ターン=30秒間、1ヘクス=約0.5マイル(800メートル)なので、そんなものです。またこのゲームが扱っているのは1941年から43年中盤までで、主に横の空戦を想定しています。

射撃は各機単位で任意の自軍移動フェイズ終了時に行えますが、主導権側は敵移動フェイズ終了時をトリガー・タイミングに選べます。移動を終えた自軍機の直前に敵機が移動してくることもありますが、そのタイミングで射撃も可能なのです。高度や視界、編隊の練度といった要素をまとめて「主導権」で表そうという魂胆です。

射撃解決はシンプルに、火力(零戦の場合は4)の数だけダイスを振り、出た目の合計がノーマル・ヒット、ぞろ目の数がクリティカル・ヒットになるという、ドナルド・ブースさんが好んで用いるシステムを採用しています。火力は距離、機動の内容、目標との相対位置によって変化。直進性の低い20mm機関砲などは距離による減衰が大きくなります。ノーマル・ヒットが防御力(零戦の場合は8)以上なら損傷でステップ・ロスとなり、主に速度が低下します。クリティカル・ヒットは発動機/主翼/機銃/搭乗席の損傷で、運動性やスロットル、火力に影響します。搭乗員が死亡すればもちろん墜落です。

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F4Fがこちら。零戦に比べて火力はやや上、運動性には劣るものの防御力が高く、それなりに厄介な相手です。例えば距離2、修正なしで射撃した時はF4Fはダイス3個で8以上で零戦を損傷させられる(16以上で即撃墜)のに対し、零戦はダイス2個で10以上でないとF4Fを損傷させられません(クリティカル・ヒットが出ない限り一発撃墜は不可)。しかし運動性と主導権に優る零戦は射撃の機会も多いはず──適切に機動すれば──なので、距離1から必殺の5火力を叩き込めば、F4Fに対して辛うじて優位を保てるでしょう。

という感じの内容で、シナリオは1941年から43年までのランダム・シナリオ。及び41年の中国から43年のラバウルまで戦える(かもしれない)キャンペーン・シナリオが用意されています。まさに簡易版『大空のサムライ』!! 日本軍は96艦戦から零戦、紫電改、雷電まで、連合軍はI16からF2A、F4F、F4Uなどがセットされています。日本軍は海軍機オンリーですが、商魂たくましいワイのこと、販促の想いを込めた陸軍機バリアントでコマンドマガジン誌上を賑わせんかいと編集部にカチコミをかけるかもしれません。ナポレオニック特集号とかな!

キャンペーン・シナリオを何度かテストしているんですが、中国戦線で経験値を稼いで射撃や指揮能力を高めてから太平洋戦争に突入。フィリピンあたりでは撃墜王の名を欲しいままにするのですが、ニューギニアやポート・モレスビーでF4Fやスピットファイアとの戦いに苦戦するようになり、ガ島でF4U(2000馬力級発動機搭載機は超強力)に叩き落とされることが多くなっております。双戦がいるで、ほんまに!←



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by yas_nakg | 2014-09-26 09:23 | Comments(6)

JWC『バルジ大作戦』ですが、発売日が少し遅れてしまいます。申し訳ありません。

今回、13.5mm角のユニットで準備を進めていたのですが、精度がこちらの要求するレベルに達せず、従来のサイズである12.5mm角に戻したことが原因です。12.5mmでも15mmでも問題なし、それなのに13.5mmにすると1960年代のアバロン・ヒル・クオリティになってしまうというのは解せぬ話なのですが……。



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by yas_nakg | 2014-09-24 10:35 | Comments(4)

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『帝国戦車師団:大陸打通作戦』。熱気溢れる対戦が展開されていました。中国軍を受けもっていたかう゛ーるさんは
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高級ハッピーターンをお土産に持参。ありがとうございます! 巨峰やら抹茶やらメープルやらいろんなフレーバーがありましたが、「やっぱりハッピーターンは普通の味が美味しいよね」禁止。

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懐かしの『パンツァー・カイル:ハリコフ』。ジョナサン氏vs翔鶴氏。今度『クルスク』を対戦するかもしれないということだったので、その時はドイツ軍の必勝法をこっそり教えよう(鹿内さんの受け売りですが!)。あの手で、クルスクを占領した記憶があるんだよなあ。

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来月発売の『国内戦役1814』のコンポーネント・チェック! デザイナー氏と担当編集者が対戦していました。

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12月発売予定の『Yukimura's Last Battle』。ぐちーず氏が隊長と対戦。
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ぐちーず氏、1ターン目にして大勝利宣言。苦悩する隊長。しかし初期状態のまま何もしなければ西軍が勝利できることを知るや、態度豹変。こちらも勝利を宣言して防衛線を敷くことに。「こんな幸村、誰も見たくなかった」と周囲からブーイング。

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しかしこれは隊長の計略。うっかり突出した伊達隊が、最高戦力差の攻撃でまさかのBB(両軍2ステップ・ロス)を出し、政宗の両翼が真田隊と相討ちになったところ、茶臼山をようやく出陣した幸村が政宗を討ち取って東軍の戦意は瓦解。西軍が勝利を収めました。

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懐かしの『零戦』。スピットファイア相手に零戦が善戦していました。

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「2分間ハリコフ」。両プレイヤーとも持ち時間2分間で自軍移動フェイズを終えなければならないという変則プレイですが、「山科会では日常茶飯事だぜ」by ぐちーず氏。30分間で対戦を終えておりました。時間的制約が焦りやミスを生み、それがリアルと言えなくもありません。

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「ちょっと深呼吸させて」とチューハイを飲み干す隊長。

年内は10月12日、11月16日、12月14日(多分忘年会も)の開催予定です。



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by yas_nakg | 2014-09-22 08:53 | Comments(0)

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先月はお休みしましたが今月は参加。いつも通りの熱気でございます。

まずはノルウェイ産ノルウェイ戦ゲーム『バトル・オブ・ノルウェイ』から。以前購入したゲームをようやくプレイできました。a-gameでも間もなく売りに出されるってよ。

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1940年4月からのヴェーゼル演習全体を扱ったシミュレイションゲームで、基本ゲームは4月10日以後(上陸後の地上戦のみ)を、上級ゲームでは4月9日から(上陸作戦及びその後の海上作戦を含む)をカバーしています。まずは基本ゲームから、

ドイツ軍、ノルウェイ軍、連合軍の3勢力に分かれており、その順番で(1)移動、(2)戦闘、(3)増援手順を行います。移動では大隊(歩兵のフィギュア)を隣接エリアに動かせ、進入した先に敵がいれば(2)で戦闘を解決します。戦闘は大隊数だけダイスを振り(ただし上限は5個)、出た目の合計が多いほうが勝者、敗者は隣接エリアに退却します。また勝敗に関係なく、6の目が出るごとに敵1個大隊を撃破します。最後に増援を得ます。

この基本シーケンスにカードの要素が加わります。ドイツ軍の手札は5枚、ノルウェイ軍と連合軍はそれぞれ3枚ずつで、戦闘を有利にするためのカードが中心ですが、ドイツ軍であれば空挺降下や空輸、ノルウェイ軍なら道路障害物(ドイツ軍1個大隊の移動を無効にする)や橋梁爆破(同1個スタックの移動を無効にする)、連合軍なら海上撤収(沿岸部で除去されたイギリス軍大隊を別の沿岸部に直ちに復活させる)や上陸侵攻といった、各軍が得意とする作戦を表すカードもセットされています。

また増援もカードを捨てることでのみ獲得でき、兵隊アイコン3人ぶんのカードを捨てるごとに1個大隊を動員できます。ただし、ドイツ軍のカード・デッキがなくなるとゲーム終了となり、連合軍のカード・デッキがなくなるとフランス軍が撤収し(4個大隊除去)、以後はカードを使用できなくなります。ノルウェイ軍だけはデッキをリシャッフルしてカードを使い続けます。手札は自動的に上限までセットされるので、ドイツ軍がばんばんカードを使うとそれだけ時間的リソースが減ることになります。ちなみに勝利条件はノルウェイの主要全都市を占領すること。1つでもノルウェイ軍/連合軍が保持していれば敗北です。

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このことから言えるのは、
a)戦闘ダイスの上限は5個なので、5個大隊いれば戦闘にカードを使わなくて済む。
b)逆に、1個大隊でもカードがあれば5個大隊ぶんの働きもできる。
c)ドイツ軍が大軍で1方向から攻め込むと、「橋梁爆破」などで簡単に妨害される。
d)しかしノルウェイ軍も妨害でカードを使いまくると動員ができなくなる。
e)敵大隊を撃破できるのは1/6の確率だが、包囲すると退却できずに撃破できる。ドイツ軍は南から北へ平押しするのではなく、空挺降下などを利用して後方を脅かさなければならない。
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f)しかし航空作戦を行うためには飛行場を占領して制空範囲を広げる必要があるので、手札の構成をよく考えて作戦を組み立てなければならない。
g)ノルウェイ軍とイギリス軍はスタック可能で、スタックすることで防御時はどちらのカードも使用できるメリットがある。

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早々にナルヴィクを奪回され、オスロ周辺でゲリラ活動を続けるノルウェイ軍に手を焼き、南からじりじり攻め上がって時間切れになったさばげドイツ軍はこちらです。

初プレイということもあり、両軍手探りの中のプレイでしたが(厄介なノルウェイ軍の「橋梁爆破」カードをドイツ軍の「斥候」カードで無効にできるとわかったのはゲーム中盤でした)、狭いマップのようで両軍の立体的機動の余地があり、非常に楽しめました。そんなわけで、続けて上級ゲームをプレイ。

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こちらは初期のドイツ軍に不運が重なって早々に終了となりましたが、上陸作戦の選定、通商破壊作戦、イギリス海軍の動向など、新要素が加わってはるかに白熱するプレイに。また時間のある時に対戦したいと思います。艦船が撃沈されるとデッキからカードが引かれるという恐ろしいルールがあるため、ドイツ軍も消極的になりがちですが、恐らく勝利するためには多少、海軍を大胆に運用する必要があるでしょうね。

報告は続きます。



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by yas_nakg | 2014-09-22 08:22 | Comments(0)

今年の猿遊会(11月8-9日)、千葉会主催で『太平洋戦史』トーナメントを開催してくれるそうです。えらい! しかもトロフィーまで用意してくれるという! 詳しくはこちらから。

ワタクシも参加できればいいのですが(ああ、華麗に1回戦で敗退、「ユーザーに花持たせてあげないとね」と負け惜しみを言う姿が見えるわ)、明日をも知れぬ我が身なので、参加賞としてオリジナルTシャツを提供させていただきます。
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左側の元ネタはこちら。「カードを無駄遣いするな、艦船の再補給他、大事なことに使えるよ」に内容変更。右側のオリジナルはこちらで、アニメ絵に驚かされます。「イベントで使うたびに敵に猶予を与える。『太平洋戦史』をプレイしていることを忘れるな」になります(どちらも文言は修正中)。

人種差別的なポスターはノー・サンキューですが、有名な「Loose Lips Sink Sips」などいかしたコピー/デザインのものがあるので、また機会があれば「ウォー(ゲーム)プロパガンダ・ポスターTシャツ」を作って遊びたいものです。今回は10枚ずつ製作する予定。

さらに、コマンドマガジン編集部から賞品に『アクロス・ザ・パシフィック』1個を鹵獲してきました。そんなわけで、ふるってご参加を!



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by yas_nakg | 2014-09-17 09:27 | Comments(3)

末期戦ブギ

記念すべき『コマンドマガジン』第100号の付録ゲームを哀愁漂う末期戦で飾ってくれたロメロさんから、久々に新作を紹介していただきました。
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タイトルは"Vistula- Oder-Berlin"、思いっきり末期戦やないかい!!

システムは『ハンガリー』と同じなので比較的ルールはシンプル、でドイツ軍が相当暴れられるんじゃないかと想像できます。来年6月売りの号の付録が若干流動的なところがあるので、テストプレイの結果次第でこのへんが差し込まれる可能性大です。

その他、『ノルドカップ』もずっと検討はしているのですが、作戦的選択肢がなく(連合軍は船団を東へ向けて動かし、ドイツ軍はそれを迎撃するだけ)、戦術的楽しみだけでは引っ張りきれない気もするので(それを言っちゃあおしまいよ、ですが、弾が当たるも外れるもダイス次第ですし)、『激突南太平洋』のように、ヒストリカル・シナリオもできる、けれどメインはキャンペーン・シナリオにする、というスタイルなら面白くなりそうな。

スターリンの要請、東部戦線の状況に応じて連合軍は援ソ船団を送り出さなくてはならないわけですよ。手持ちの艦隊も、ローテーションを考えて運用しなければならない。一方のドイツ軍も、総統の干渉があったり、戦果をあげないと解隊されかねなかったりで大変。燃料の制約もある。お互い面倒な状況の下でどうにかして編成した艦隊を出撃させて海戦を行う。もちろんお互い敵の編成はわからない。そうすれば、船団かと思って出撃したらうまく釣り上げられて戦艦からレーダー射撃を食らったでござる、とか、〈ティルピッツ〉が出撃したらしいので、一網打尽にされてはかなわんと船団を解いたら、潜水艦に各個撃破されてしまったでござる、とか、自然に再現できるんじゃないですかね。

しかも、援ソ船団がいつ不要になるかわからないという先の見えないキャンペーン! 末期戦に通じる寒々しい海の戦い。どや!?(両手をあげて、「俺ってすごいやろ」オーラを放ちつつ)



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by yas_nakg | 2014-09-10 08:34 | Comments(5)

宇宙へGO!!

宮仕えの悲しいところで、現在は宇宙葬のお手伝いをしております。アメリカのセレスティス社が約20年前から始めた事業でして、ここのところ休止していましたが今年から再起動しました。グループ内の一社が日本での代理店業務を始めたので、その支援を行っております。再開1発目の打ち上げは10月21日(現地20日)を予定しており、それに立ち会ってきます。20年ぶり3度目の渡米ですよ。XTR社との契約以来です。

とかなんとか、昨夜は隊長に近況報告をしておりました。前回の例会に参加できなかったのも仕事の都合でして、そのお詫びとか。今月は大丈夫のはずです。

宇宙葬と言っても、今のところ遺灰1グラム+αを高度100kmまで打ち上げる、または周回軌道に乗せる、または月面に送る、または深宇宙を目指す、ということになります。ユニット1個くらいは何とかなりますかね。鹿内さんなら『The Russian Campaign』のすり切れた8-7装甲軍団(中央軍集団所属)と一緒に送り出しましょうか、とか、隊長なら『独ソ電撃戦』のU-8戦車師団と一緒ですね(送り出す直前にこっそり0-0と交換)とか。麦さんはツクダのガンダム・ゲームになりますか。ポリノーク・サマーンとかどうでしょう(あるんか?)。

セレスティス社はペットの宇宙葬も始めておりまして、これはこれで興味深いと言いますか、ちょっと利用してみたいという気もします。2018年には火星に向けてロケットを打ち上げるプランがあるとかで、実現するまでウチの猫師匠たちにも頑張ってもらいたいものです。
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ところで、隊長が「あれおもろいね。『大陸打通』。『大陸打通』おもろい」とおっしゃる。『常徳』のことも時々思い出してください……。

昨夜適当に入った店が、秋田の美味しい地酒を置いていました。最後に飲んだ「やまユ」が一番美味。隊長と飲む時はしばらくこの店になりそうです。



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by yas_nakg | 2014-09-09 08:58 | Comments(7)