ゲーム会開催

コマンドマガジン編集部&ウォーゲーム日本史編集部主催で6月23日(日)に大阪・本町でゲーム会を開催する予定です。詳細は公式サイトを参照(近々アップされるはずです)。

基本的には日頃、対戦相手が身近にいない方や初心者の方を厚遇する方針です。コマンド/日本史のゲームであれば、いくつかは用意してありますので、手ぶらで来てもらっても大丈夫。完全予約制ではありませんが、予約優先なのは間違いないので、希望される方は公式サイトで発表される方法でお申し込みください。

第21回和泉歴史研究会の開催日と重なってしまいましたので、合同するような形になってしまいました(こちらの予定は16日だったのですが、会社行事で施設が塞がったのです。すまぬ)。

で、前日から鹿内さんも来阪されるので、土曜日に飲み会やるのもいいですね。



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by yas_nakg | 2013-05-29 09:14 | Comments(0)

先ほどの続きであります。

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湖北戦線では思わぬ苦戦を強いられた大海人軍ですが、倭京に地方豪族が参集。南から反撃の狼煙が上がります。

指揮能力最大の大海人皇子は桑名に留まって軍勢を動員、最終的な主攻軸を増援する予定です。

史実では壱岐韓国が倭京奪回に向かいましたが朝廷軍プレイヤーはこれを動かさず、代わりに主力の一部を差し向けます。蘇我赤兄を大伴吹負が箸墓で迎え撃ちます。
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しかし、ここで朝廷軍最強の軍勢(3戦闘力)が登場、大伴吹負は倭京に撃退されます。

北は三尾城、南は箸墓まで前進した朝廷軍は、大津を手堅く守ります。東は、鳥籠山まで大海人軍が迫ってきていますが、この方面には瀬田橋があります。そもそも、退路が残されていれば駒1個の犠牲で退却を免れるので大津宮は守りきれます──少なくとも残りターン数を考えれば。

ところが、ここでタイミング良く吉備の当摩広嶋が立ちます!

朝廷軍は寝返り候補生を「粛清」できるのですが、1手番使う上に、粛清することで発生するイベントもあります(山部王を殺害した後に自殺した蘇我秦安を再現するものですね)。防御のための反撃を最優先した結果、当摩広嶋が放置された格好となっていたのです。

当摩は吉備の軍勢を引き連れて山前、菟道へと行軍。朝廷軍の倭京攻撃隊の後方へ進出します。
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菟道で大野果安を撃破、箸墓から大返ししてきた蘇我赤兄軍に一時は撃退されたものの、必殺の「秦造熊*」で朝廷軍最強の3戦闘力軍勢を除去、いよいよ朝廷軍を大津宮に追い込みます。
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* 史実では、壬申の乱勃発直後、倭京で動員を行おうとしている高坂王本陣に秦造熊が裸で飛び込んで、「高市皇子が大軍で倭京に攻めてくる」と大騒ぎ。軍勢は散逸、高坂王も恭順を示したというエピソードがあります。

これで大海人軍は菟道を押さえ、大海人皇子率いる主力は湖北から三尾城を攻め落とし、鳥籠山にも村国男依軍が陣取っています。朝廷軍は最後の最後で鳥籠山に反撃を行って奪回しましたが、大海人軍も予備兵力とともに不破から反撃、鳥籠山を取り返した上で、主力部隊が北から大津に攻め込みます。
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最後の大決戦は戦闘力16対13で大海人軍の勝利!

最後の一手で勝負が決まったというぎりぎりの勝利となりました。札の順番と戦争計画をもっと綿密にやれば、大海人軍は有利に戦えるでしょうし、朝廷軍はその計画を崩すように行動しないと追い込まれるだけでしょう。多少悩んでも60分くらいで終わるので、いろんな作戦を試してみたいところです。

戦略的主導権をイベント・カードのプレイで表し、かつそれを計画的に使用することで戦略的な優位を表現し、戦略的に不利な側は作戦術をもってその計画を狂わせ、主導権の転換を図るというのがこの『壬申の乱』システムの狙いだと思いますが、ブース氏は同じコンセプトで幕末東北の戦い全体を描きたいと、メールの端っこに書いてありました。

※日本史に明るくないのであくまでゲーム的な視点での紹介となりました。



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by yas_nakg | 2013-05-29 08:54 | Comments(2)

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少し先ですが、『ウォーゲーム日本史』9月発売号のゲーム『壬申の乱』が届きましたのでテストプレイを行いました(マップやユニットの意匠はテストプレイ用のものなのでご注意)。ゲーム・デザインは『激!カワ』のドナルド・ブース氏。

ゲームは大海人皇子が吉野から桑名へ脱出してから始まります(マップに「吉野」がありますが、ゲームには使用しません)。序盤、兵力で圧倒する大友軍=朝廷軍に対して大海人軍は劣勢ですが、既にして東国への連絡線を押さえており、優秀な軍勢を動員できる態勢にあります。また、壬申の乱は大海人皇子が用意周到に企てたクーデターという見解で、「軍略札」なるイベント・カードを有効に使える立場にあります。

ゲーム開始時に両軍に9枚ずつ札を配り、朝廷軍はそれを毎ターン、ランダムに1枚ずつ使用することになり、大海人軍は配られた9枚の内容を確認した上で、どの順番に使用するのかあらかじめ決めておくことができます。計画性をもって戦争に臨めるわけです。加えて、札のイベントを発動するためには倭京(飛鳥)を押さえておく必要があります。イベントは専ら地方豪族を活用するもので、大津宮より倭京のほうに思い入れのある地方豪族の協力を得る条件なのです。

プレイヤーは自分の手番にa)札の使用、b)行軍(1拠点から1拠点への移動)、c)動員を各1回ずつ行えます。札をイベントで使用できないなら、代わりに行軍が動員のどちらかをもう1回行えます。この順番は手番最初に任意に決めることができます。

勝利条件は9ターン以内に大海人軍がクーデターに成功すること。大津宮と倭京の両方を同時に支配するか、大海人皇子を倒すのが条件です。大友軍はその阻止。もちろん大海人皇子を討ち取れば勝利します。

早速、対戦開始。大海人軍を受け持ちます。初めてなので配られた札が当たりなのか外れなのかよくわかりませんが、前半は動員、後半は戦闘に有利になるよう順番づけを行います。後わかることですが、この順番が勝敗を分けてしまいます。

ゲーム開始時、倭京には大友軍の高坂王がいますが、これは大友軍に3人いる寝返り候補生で、イベントか、単独でいるところを大海人軍指揮官に捕捉されると寝返ってしまいます。そんなわけで、箸墓にいる大伴吹負を倭京へ移動させ、高坂王を味方につけます。

朝廷軍は大津宮に立てこもっていては勝てません。倭京を取らないとイベントが使えないし、包囲された拠点はあっさり陥落するからです。そこで果敢にも、湖北回りで不破を攻めてきました!
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移動先に敵がいると合戦が発生、両者の戦闘力を比較して多いほうが勝ちます。ダイスは振りません。しかし指揮官の戦闘力は固定の「1」ながら軍勢はアントライドになっており、そこにランダム性が含まれております。この場合、朝廷軍の戦闘力は「5」、関越えの攻撃なので半減されて「3」。大海人軍は「2」なので大海人軍は敗れ、退却するか1個除去して耐えなければなりません。戦闘力が2倍以上なら敗れた側は1個除去+退却(または2個除去)、3倍以上なら2個除去+退却(または3個除去)になります。

が、1個除去する代わりに退却を免除できるのは、そもそも退却できる条件が整っている時だけです。四方を敵に囲まれている時は「即死」となります。朝廷軍が大津宮にこもっているだけでは勝てない、いや必敗するのはここに理由があるのです。

不破は東国の軍勢を動員できる拠点であり、ここを朝廷軍に譲ると厳しくなります。先の手番で不破で動員をしなかったことを悔やみつつ、多品治が討ち死にしました。(続く)



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by yas_nakg | 2013-05-29 08:13 | Comments(0)

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こんな感じで仕上がりました。原版のイメージを大事にしつつ、テクスチャなどを追加してコマンドマガジン日本版のフォーマットに置換。上の画像はexciteさんの都合で縮小されているはずなので、大きなものはこちらを参照。校正などはこれからなんですが。

5ヘクスごとにしか番号がついていませんが、初期配置ヘクス番号はくっきりわかるように追加しております。あとは勝利条件対象ヘクスを目立たせる予定。

オリジナルのルールではあやふやな点がありましたが(例えば、大河越しにはZOCは通らず、攻撃はZOCにいる敵しかできないという件があるのですが、ZOCはなくても大河越しの攻撃可能、けれども橋がない限り戦闘後前進できない、フェリーは全兵科退却に使えるけど戦闘後前進は歩兵のみ使える、とか)、優秀なチェッカーの方々により、またデザイナー氏の迅速な対応のお陰で、ほぼクリアになっております。



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by yas_nakg | 2013-05-21 19:10 | Comments(2)

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こんな感じで着々と仕上がりつつあります。『常徳殲滅作戦』に比べて情報量の多いこと! ユニットも300個あって、従来の型(最大280個)では対応できないので、新規の型を起こすことになります。駒が増えるよやったねたえちya



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by yas_nakg | 2013-05-20 08:32 | Comments(0)

ゲームマーケットの興奮も覚めやらぬまま、YSGAさんにお邪魔してきました。都合により、5日(及び夜戦に)参加できなかったのが悔やまれます。速報はこちら。『Flat Top』に『War in Europe(の東部戦線)』『The Russian Campaign』と往年の名作、大作がプレイされる傍らで、『It Never Snows』『The Devil's Cauldron』が横並びで対戦されるなど、実に壮観な眺めでした。意気軒昂!

自分は、鹿内氏と大久保氏にお願いした『常徳殲滅作戦』のテストプレイのチェック。プレイ展開、感想戦ともだいたい狙い通りだったので、安心して空路、大阪へ帰還しました。
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すごく大雑把にいえば『独ソ電撃戦』のイメージになりますが、日本軍のシーケンスが選択制で3回行えること(移動フェイズ×3回も可能)、史実でも行われた湖上移動が可能なこと(右下の洞庭湖を渡って中国軍の側背を衝ける)、中国軍が計画的撤退を行えること(日本軍フェイズ間に一定の条件下でごそっとユニットを引き抜ける)など、両軍の性格が非対称なぶん、楽しみが多いかと思います。全5ゲーム・ターンなのでプレイ時間は1時間30分くらい。長考しても2時間くらいで収まるのではないでしょうか。15mm角カウンター90個でフルマップという、プレイしやすい仕様となっております。

翌日は鹿内氏と瀨戸氏が対戦してくださったそうで、瀨戸氏からは「このシステムで日中戦争の他の作戦をゲーム化できるんじゃないの」と嬉しいお言葉をいただきまして、じゃあ「三大殲滅作戦」の残り二つをいつかつくろうかとか、舞い上がっております。

ところで、上の画像はもちろんテストプレイ用のものですが、地形の凡例が空白です。まだ色味が変更されるかもしれないとか、レイヤーを統合した後でないとはめられないといった技術的な理由もあるのですが、当選ダルマに目を入れる作業のようなもので、テストプレイが無事に完了して「一仕事終わった」という区切りをもって凡例を埋めるようにしています。



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by yas_nakg | 2013-05-08 10:05 | Comments(0)