どことは申しませんが、1カ月以上前に注文した商品が届かないので問い合わせたところ、「シッパーに問い合わせる」と返事が来て、それから1週間経っても音沙汰がないので再度問い合わせたら、「今出ました」。一部を除けば小さな出版社ばかりなので仕方ないですね。

 仕方ないで済まないのが海賊版問題でして、フリーで公開しているはがきゲームが時々やられます。クレジットも差し替えられて。

 ゲームをフリーで公開している意図は、ウォーゲーム未経験の人の目に留まり、興味を持ってもらい、できればプレイしてもらい、面白いと感じてくれるならこっちの沼に頭から飛び込んでほしいなあという下心です。そのため、フリーなんだから海賊版出されても目的に適っているからいいでしょ、と思われそうですがもちろんそんなことはありません。何しろ、ちゃんと問い合わせをしてきて、ルールを守ってライセンスしているパブリッシャーが迷惑します。実際、母国で上述した目的のためにはがきゲームを配布しようと、きちんとライセンスを打診してきたパブリッシャーもいらっしゃるのです。

 最初に『池田屋騒動』がやられ、その騒動が沈静化したかと思えば、『夜襲!島田戦車隊』が夜襲を受けたという次第です。

 はがきゲームはフリーで公開しているのは事実なので、自国版をフリーで配布したいというのであれば、その国の言葉で翻訳したルールをこちらに送ってくれれば、こちらのサーバーにアップするのでそこからダウンロードしてもらえるよう配慮はいたします。などということを、違法アップロードしてしまっている人に伝えてもらっております。



2017年12月7日の話題:



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by yas_nakg | 2017-12-07 09:15 | ほぼ日 | Comments(0)

 HAさん、アドベントカレンダー企画のご成功、おめでとうございます。賑やかしに駄文を寄せさせていただきます。



 立場上、今でも『コマンドマガジン』の編集人ではありますが、現在は仕事から手を引いており、と言っても会社を辞めたとか、辞める予定があるとかではなく、ゲームの仕事は若い人たちに任せて、隙間時間で自分の好きなゲームをつくったり発表したりしようと、2016年にボンサイ・ゲームズを立ち上げました。それまでも『このシミュゲがすごい!』を出していましたし、同人ゲームをつくったりしていましたので、今さら感はありますが。

 ウォーゲーム・メーカーを始めるのは簡単ですが、続けるのはたいへんです。いや始めるのもたいへんか。まずゲームをデザインするか、誰かにしてもらわなければならない(Pre-Production)。ゲームを製品化しなければならない(Production)。販売しなければならない(Selling)。製品のフォローをしなければならない(After Service)と、手がいくつあっても足りません。自分の場合は幸い最初の2つについてはノウハウがありましたから、後の2つを準備するだけで良かった。そこで自分でECサイトを立ち上げ、アフター・サービス用のサイトも準備しました。なかなか更新できていなくてすみません。

 もちろん、苦労以上に面白いから続けられているわけです。何が面白いかはご想像の通りです。お金は大してモチベーションにならないと、行動経済学のリチャード・セイラーさんも言っていますよね。フィードバックが人を動かすのです。もちろん赤字を垂れ流し続けたらメーカーとして存続できませんが、もっと恐いのはフィードバックがなくなること。だから続けるのはたいへんなのです。

 ただ、「フィードバックがない」と文句を言うのは甘えであって、それをいただけるような作品をつくったり、諸々の取り組みをしなければなりません。その点、ゲームマーケット はデザイナーとプレイヤーが直接接することができるたいへん良い機会だと言えます。「『BANZAIまがじん』の動画の記事、実は好きなんですよ」と言ってもらえてどれだけ嬉しかったことか。記事を書いたのは私じゃありませんが、企画を気に入ってもらえれば勝利も同然。

 堀場工房さんやジブセイルゲームズさんがゲームマーケットにブースを出し、オリジナルのウォーゲームを販売されています。また伝統的なウォーゲームの文脈とは異なりますがミリタリー・ファンにも注目された『国防軍の夜-1935-』『国防軍の夜2 東洋の覇者-1937-』なども登場しています。ダイバーシティは有効な生存戦略ですので、いろんなウォーゲーム一人出版「者」が増えれば楽しいなあと思っております。



 さて、ボンサイ・ゲームズは個人営業なのでフットワークが軽いのが売りです。軽すぎてふわふわしています。『コマンドマガジン』でやると利益が見込めない企画でも、赤字が出ない程度に挑戦可能です。例えば、Twitterでも触れましたが『インペリウム』(GDW/HJ/K2P)の再版。パッケージを『銀河帝国の興亡』(エポック)の岡崎つぐお氏にお願いしようかとも思いましたが(誰だ、あの原画をなくしたのは!?)、別のアーティストにお願いすることになりました。これが売れてくれれば『インベーション: アース』(GDW)もやりますよ。また、来年は『日露大戦』(K2P)の再版を予定しています。それに関連して『ツシマ』(S&T)の日本版を出したいなあと考えています。

 とか書いていたら、表紙っぽいイラストが届きましたよ。

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 これはブログでも触れましたが、「マンガでわかるウォーゲーム」も企画進行中です。コミック担当ははるみやひろさん。これも編集部には一度企画を振ったのですが、キャパシティの問題もあって個人でやることに。1巻で終わることなく、続けたいと思っています。キャラ設定が粛々と進められています。

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 来年のゲームマーケット大阪では『このシミュゲがすごい!2018』を発行予定です。いつもの「すごい」ゲームの紹介に加え、今回は昨年販売された太平洋戦争ゲーム『太平洋の土下座』『Pacific Go』『大東亜共栄圏』のデザイナーズ・ノートが掲載されるという豪華な内容になっております。表紙のイラストはもうできていたりするのです。かっこいい!! 付録ゲームはこの表紙につながるダンケルクまで逃げて逃げて逃げまくるカードゲームです!!

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 そんなこんなでボンサイ・ゲームズ、一人ウォーゲーム出版「者」としてふわふわ頑張っていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。



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by yas_nakg | 2017-12-07 00:01 | ほぼ日 | Comments(0)