中国ウォーゲーム事情

以前、紹介した中越戦争シリーズを3月に発売予定の黑喵制造总局のお二人にお会いして、いろいろな話をうかがってきました。

中越戦争シリーズはヒストリカル・リサーチが丹念になされているとのことで、中共軍のドクトリンを再現するためにユニットを中隊規模にしたのだそうです。ゲーム・システムとしてはデシジョン・ゲームズのGOSSに雰囲気が似たものになるでしょうか。またゲームにはルールやシナリオの他、詳細なヒストリカル・ノートや部隊ごとの作戦履歴、写真集なども含まれるとのこと。残念ながらそこまで日本語/英語の翻訳は手が回らないそうですが、日本語ルールブックは5月には間に合うとのことで、「是非ゲームマーケットで売りましょう!!」とプッシュしいたしました。

中越戦争シリーズとは別に、中越国境紛争全体を再現するエリア式のゲームも同時発売予定とのこと。こちらはカードも使用する、いわゆる「ストーム(強襲)」システムを採用しています。入手&プレイ次第、紹介したいと思います。

中国のお土産として戦旗工作室の新作『キエフ1941』をいただきました。

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▲カウンター・シート、マップ、ルールブックがシュリンクされています。


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▲カウンターは14mmサイズで角丸、両面印刷。扱いやすいサイズです。両軍とも軍団規模で、機械化ユニットは戦車のイラスト入り。


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面白いのはカウンター・シートのタイトル部分が取り外せるタイルになっていること。QRコードでサイトに簡単にアクセスできるだけでなく、ゲージなどのパーツとしても使えそうです。良いアイディア。

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マップはバルバロッサ作戦における南方軍集団の戦区が上品に描かれています。最東端の都市はドニエプロペトロフスク。地形効果表、戦闘結果表、増援の登場場所などプレイに必要な情報は全てマップ内に収録されています。

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▲マップはボード貼りで折りたたみ式。

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▲地名は漢字/英語表記。

あいにく中国語は読めませんが、ゲームのルールはエスペランサ語みたいなものなので、気合いで乗り切ってみたいと思います。なお、ルールブックはフルカラー、文字サイズも大きく読みやすいものとなっています。何よりルールブック巻末に、ゲームのマップとユニットを用いた戦況図を丁寧に用意されているのが素晴らしい。何よりやってみようという気になりますし、ゲーム展開と史実を比較してうまくいっている/いっていないの自己判断ができるのがいいですね。

2月27日12時45分追記: 書き忘れていました。中国では『尖閣ショウダウン』『When Dragons Fight』的なゲームの出版がNGなのだそうです。そのあたりは日本のほうが緩いと言うか何と言うか。海外で発表するのはOKとのことで、年内S&T誌向けに尖閣テーマのゲームをデザインしたと、中越戦争シリーズのデザイナー、項さんが教えてくれました。



2017年2月27日の話題

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by yas_nakg | 2017-02-27 09:51 | ほぼ日 | Comments(0)