「ほっ」と。キャンペーン

スロベニア独立を阻止する、たったひとつの方法

よくあるタイトル詐欺です。すみません。
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あまりに寒くて出かけることができなかったので、昨日は家に閉じこもって『War Returns to Europe』(MW)をソロプレイしてみました。スロベニアとクロアチアの独立戦争をテーマにした、MW誌最新号です。スロベニアだけ、クロアチアだけを扱うシナリオもあり、前者は3ターンで終了します。

両軍が移動と(キネティック)戦闘を繰り返すオーソドックスなシステムではありますが、ユーゴ内戦を再現するために特徴的なルールが散りばめられています。例えばZOC。このゲームでは移動中の敵ユニットが自軍ユニットのZOCに進入してくると「待ち伏せ攻撃」を行えます。その結果表がこちら。
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結果がRBなら移動中のユニットは元いたヘクスに戻ってね。Dなら、ユニット1個を吹き飛ばして残りは戻っとけ。例えばユニット3個+1のダイスの目修整で待ち伏せすれば(なお、この表に印刷されているダイスの目修整は別の表からコピペしたもので間違いです。おお)、移動中のユニットは100%撃退されるわけです。しかもユーゴ連邦軍の活性化レベルが低いうちは道路沿いのみの移動、攻撃しか認められないので、スロベニア軍としては国内に通じる道路にユニット3個のスタックを置いておけば、ちょっとやそっとのことじゃあ首都リュブリャナには近づかれない、ということになります。そりゃあ10日で独立されますがな。

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そこでスロベニア独立戦争だけを扱った「十日間戦争」シナリオでは救済策(?)として、ヘリボーン・コマンドによる首都急襲作戦が行えるようになっています。スロベニアの政府要人、並びに軍首脳を一網打尽にするという、映画『虐殺器官』冒頭を彷彿させるこの作戦は、実行には移されませんでしたが計画はされたようです。ゲームでは連邦派プレイヤーの任意で実行でき、成功率は3分の1。成功すると首都にいるスロベニア軍ユニットは全滅。さらにそのターンの終わりまで特殊部隊が生き残れば、3分の2の確率で以後、スロベニア軍は戦闘時に何らかの不利を被ることになります。特殊部隊排除のために道路封鎖部隊が首都に戻ってくれれば、ユーゴ連邦軍にも勝機が出てくるでしょうか。9分の2の確率で何とかなりそうです。

キャンペーン・ゲームではクロアチアは最短で第3ターンに軍事行動を起こすので、連邦派プレイヤーはスロベニアに対しては最初の2ターンで勝負を決める必要があります。しかし前述の通り、活性化レベルが低いと道路沿いしか前進できず、道路上にスロベニア軍が陣取っていると恐怖の待ち伏せ攻撃が待っています。3ターン以降も街道上に屍さらしてごりごり力押ししていると、クロアチアの恐い恐いお兄さんたちに背後を襲われて、補給線を分断される危険があります。それはそれで実にユーゴ内戦っぽく、軍事力をもって連邦の崩壊を食い止めるのは相当困難であったことを、このゲームは教えてくれるのです。



2017年2月13日のヘッドライン
※早くも『South Pacific』のプレイ!!
※『Battle Field Europe』!!

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by yas_nakg | 2017-02-13 09:21 | ほぼ日 | Comments(0)