可愛い子役が出てるロボット映画を観てきた
2013年 08月 12日
だが、ロシア製。ロボット映画でもなし。
離婚寸前のお母さん(スベトラーナ・イヴァーノヴナ)が今カレとソチでいちゃラブしたいので、息子を旦那の許へ送り出したはいいけれど、そこは南オセチアの村。そしてその日は2008年8月8日。グルジア軍が侵攻を開始、お母さんは我が子を助けるべく戦場に乗り込む。
どのへんがロボットに絡んでくるかと言えば、両親が不仲なことを気に病む(多分)子どもが、空想の世界でロボットに助けを求めるという点。このあたり、『パシフィック・リム』のギレルモ監督の『パンズ・ラビリンス』を連想させますが、あちらは、少女の想像上の逃げ場までファシズムが浸透してくる恐ろしい話でした。いろんなメタファーてんこ盛りで、観た後で誰かに語りたくなる(そして嫌がられる)作品であります。
恐怖に脅える少年を励ますため、お母さんは携帯越しに時にロボットを演じてみたり、ロボットが近くまで助けに来ていることを伝えますが、視線をくぐり抜けた少年は、ロボットの助けを必要としないくらいに成長していたのです。大人になってもガンダムガンダム言ってたらあかんで。ヤマトはエエんや、宇宙戦艦やさかい。
最後は良い伏線回収。
ロシア軍全面協力と唱われていたので、てっきりT-90がトランスフォーマー的な敵ロボットと戦うのかと思って油断していたら、ロシア軍の縦隊がグルジア軍の待ち伏せ攻撃を受けるのをガチで再現していたり驚かされます。
by yas_nakg
| 2013-08-12 13:03